ホグワーツ在学中
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『手遊び』
ソファに並んで座ったシリウスの背もたれに回した腕の先にある手が、ずっとみなみの耳を弄っている。この前は唇で頬だったこともあった。手持ち無沙汰を紛らわすためのただの手遊びなんだろうけど、艶っぽいというか艶かしいというか。あっ意味同じだ。リーマスはそこまで考えて思考を放棄する。シリウスに限ってないとは思うけど人前でキスより先が行われそうな時は止めようと、教科書に目を落とす。
されている方のみなみは全く気にしていないどころか楽しんでいる節がある。誰も知らない事ではあるがシリウスのために存在するみなみは接触を好んでいるし、例え少し邪険にされたくらいでめげないしやめない。昔からの積み重ねでシリウスも慣れてそういうものだと思っている。当然これはみなみに限った話で、人が違えば口撃か手や足又は呪いが飛んでくるに違いない。
(リリー以外の事柄には興味なそうなジェームズとニブチンのピーターは気づいてない。数年後とか大人になってから気づいて、出会った時からずっとなのに今更気づいたの?とリーマスにドン引きされそう)
『好き嫌い』
みなみは今まで食事をしたことがないため好みもわからない。それに加えて良いとこの出身だからなのか母性なのか父性なのか、シリウスは何となく色々なものを食べさせたいと万遍なく料理を取り分けた。その中の豆を一口食べてすぐに顔を顰めるみなみ。
もう食べたくない。じーっと豆を見て、思いつく。
「シリウスあげる」
豆いっぱいのスプーンを慎重にシリウスの口元まで運ぶ。
「それはお前のぶ」
「あげる」
珍しく強く出るみなみにシリウスが折れて食べる。
同じ皿の焼きトマトも、昼の人参も、夜の芽キャベツも最初の一口以外全てシリウスが食べることになった。どうやら野菜だけを調理したものは嫌いらしい。ビーフシチューの人参やサンドイッチの具材の一部なら普通に食べていた。そして甘いものはなんでも好き。アップルパイ、カボチャタルト、エクレア、アイスクリーム、プディング、ファッジ、トライフルなどを食べている時はにこにこしていてわかりやすかった。
しばらく経った頃には皿の内訳の約9割をデザート中心の甘いものが占め、申し訳程度に嫌いなもの以外がのせられていた。
(スープ系や飲み物は別として卵料理、じゃがいも料理、肉系、パイ、サンドイッチ、パン類あたりは食べる。子供舌)
『悪夢』
「どうしたんだ?ソレ」
「起きてからずっとこうなんだよ」
シリウスの上半身に抱きつき腕を背中に足を腰らへんに回してがっちりくっついているみなみ。いつもなら言えば渋々でも離れるのに今日は頑なだった。おかげで座るにも飯を食うにも一苦労だ。
「ふーん」
ジェームズは自分から聞いたくせに興味なさげに教科書を開いた。
みなみは朝から一言も喋らないが、こうなった理由はなんとなく察しがつく。夢でみなみが大泣きしてた。俺の知る限りみなみが泣いたのを見たのはホグワーツ前日のあの日だけ。何かあったわけでもないのに嫌な夢だった。きっとみなみもあの日の夢を見た。だから離れないようこうなったんだろ。
シリウスは左手で小さなみなみの背中を優しく撫でる。ここに居ると無言で伝えるように。
(同じ日にあの日の悪夢を見ておセンチになった2人。シリウスもみなみ程ではないけど心にダメージ食らったから邪魔だと思いつつも抱きついたまま放置してる)
『お風呂』
グリフィンドールの女性監督生に監督生用の浴室に連れていかれたみなみはるんるんで戻ってきた。
「広くて泡がいっぱいだった」
「そうか」
テンションが高い。
「髪も体も洗ってくれた」
「良かったな」
いつもより髪に艶がある気がする。
「また連れてってくれるって。楽しみ!」
「へぇ」
女相手に嫉妬するなんてどうかしてる。あまりにもみなみが楽しそうだから、俺といるよりも?なんてくだらない考えがよぎるんだ。監督生用の浴室のために監督生になる価値があると言う奴がいるくらいなんだ。それだけ
「シリウス?」
手を掴まれてハッとする。
「話聞いてる?」
「悪い。もう一回言ってくれ」
「お風呂シリウスと入りたいなって」
「俺と?監督生用のか」
「うん。シリウスが監督生になったら一緒に入れるでしょ?」
「ああ…なったらな」
みなみの言葉でそれまでの考えが霧散する。
監督生か。
(これでシリウスが5年生から卒業までずっと監督生ならいいな。ハリポタの風呂事情わからーん。大浴場はイギリスだし人数的にも考えにくいからシャワーかな。魔法あるけど衛生的になんか嫌だな。ここでは基本シャワーで監督生は豪華な湯船入れるよってことで)
ソファに並んで座ったシリウスの背もたれに回した腕の先にある手が、ずっとみなみの耳を弄っている。この前は唇で頬だったこともあった。手持ち無沙汰を紛らわすためのただの手遊びなんだろうけど、艶っぽいというか艶かしいというか。あっ意味同じだ。リーマスはそこまで考えて思考を放棄する。シリウスに限ってないとは思うけど人前でキスより先が行われそうな時は止めようと、教科書に目を落とす。
されている方のみなみは全く気にしていないどころか楽しんでいる節がある。誰も知らない事ではあるがシリウスのために存在するみなみは接触を好んでいるし、例え少し邪険にされたくらいでめげないしやめない。昔からの積み重ねでシリウスも慣れてそういうものだと思っている。当然これはみなみに限った話で、人が違えば口撃か手や足又は呪いが飛んでくるに違いない。
(リリー以外の事柄には興味なそうなジェームズとニブチンのピーターは気づいてない。数年後とか大人になってから気づいて、出会った時からずっとなのに今更気づいたの?とリーマスにドン引きされそう)
『好き嫌い』
みなみは今まで食事をしたことがないため好みもわからない。それに加えて良いとこの出身だからなのか母性なのか父性なのか、シリウスは何となく色々なものを食べさせたいと万遍なく料理を取り分けた。その中の豆を一口食べてすぐに顔を顰めるみなみ。
もう食べたくない。じーっと豆を見て、思いつく。
「シリウスあげる」
豆いっぱいのスプーンを慎重にシリウスの口元まで運ぶ。
「それはお前のぶ」
「あげる」
珍しく強く出るみなみにシリウスが折れて食べる。
同じ皿の焼きトマトも、昼の人参も、夜の芽キャベツも最初の一口以外全てシリウスが食べることになった。どうやら野菜だけを調理したものは嫌いらしい。ビーフシチューの人参やサンドイッチの具材の一部なら普通に食べていた。そして甘いものはなんでも好き。アップルパイ、カボチャタルト、エクレア、アイスクリーム、プディング、ファッジ、トライフルなどを食べている時はにこにこしていてわかりやすかった。
しばらく経った頃には皿の内訳の約9割をデザート中心の甘いものが占め、申し訳程度に嫌いなもの以外がのせられていた。
(スープ系や飲み物は別として卵料理、じゃがいも料理、肉系、パイ、サンドイッチ、パン類あたりは食べる。子供舌)
『悪夢』
「どうしたんだ?ソレ」
「起きてからずっとこうなんだよ」
シリウスの上半身に抱きつき腕を背中に足を腰らへんに回してがっちりくっついているみなみ。いつもなら言えば渋々でも離れるのに今日は頑なだった。おかげで座るにも飯を食うにも一苦労だ。
「ふーん」
ジェームズは自分から聞いたくせに興味なさげに教科書を開いた。
みなみは朝から一言も喋らないが、こうなった理由はなんとなく察しがつく。夢でみなみが大泣きしてた。俺の知る限りみなみが泣いたのを見たのはホグワーツ前日のあの日だけ。何かあったわけでもないのに嫌な夢だった。きっとみなみもあの日の夢を見た。だから離れないようこうなったんだろ。
シリウスは左手で小さなみなみの背中を優しく撫でる。ここに居ると無言で伝えるように。
(同じ日にあの日の悪夢を見ておセンチになった2人。シリウスもみなみ程ではないけど心にダメージ食らったから邪魔だと思いつつも抱きついたまま放置してる)
『お風呂』
グリフィンドールの女性監督生に監督生用の浴室に連れていかれたみなみはるんるんで戻ってきた。
「広くて泡がいっぱいだった」
「そうか」
テンションが高い。
「髪も体も洗ってくれた」
「良かったな」
いつもより髪に艶がある気がする。
「また連れてってくれるって。楽しみ!」
「へぇ」
女相手に嫉妬するなんてどうかしてる。あまりにもみなみが楽しそうだから、俺といるよりも?なんてくだらない考えがよぎるんだ。監督生用の浴室のために監督生になる価値があると言う奴がいるくらいなんだ。それだけ
「シリウス?」
手を掴まれてハッとする。
「話聞いてる?」
「悪い。もう一回言ってくれ」
「お風呂シリウスと入りたいなって」
「俺と?監督生用のか」
「うん。シリウスが監督生になったら一緒に入れるでしょ?」
「ああ…なったらな」
みなみの言葉でそれまでの考えが霧散する。
監督生か。
(これでシリウスが5年生から卒業までずっと監督生ならいいな。ハリポタの風呂事情わからーん。大浴場はイギリスだし人数的にも考えにくいからシャワーかな。魔法あるけど衛生的になんか嫌だな。ここでは基本シャワーで監督生は豪華な湯船入れるよってことで)
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