Nice week!
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「はっ……!……はぁ、はぁ……」
バッと飛び起きた事で目が覚めた。
「……夢か」
尋常じゃないほどの勢いで心臓がバクバクといっている。
びっしょりとかいた寝汗で肌にパジャマが張り付いていて気持ち悪い。
気を紛らわすように枕元に置いてある携帯を手に取り、ネットニュースを開いた。
これといった記事もなく適当に流す。
Twitterをチェックする気にもなれず、画面を消した。
「……穂花?どうしたのですか?」
やることもなく、ただ今は眠りにもつきたくなくてボーッとしていると隣から声が掛かる。
眠気を含んだ声で名前を呼ばれた。
「ちょっと、怖い夢を見ただけ……。起こしちゃってごめんね」
「怖い夢ですか?」
「うん、
隣で寝ていたセシルくんはふわぁ……と欠伸をしたあと、むむむ……と考えるような仕草をした。
「悪い夢……サタンの気配は感じませんね……むむ……」
「ちょっと体勢が悪かったからかも。次は大丈夫だと思う」
モゾモゾと布団に潜り顔だけを出す。
また大きく欠伸をしているセシルくんをみると、明日も仕事なのに申し訳ない気持ちになる。
「起こしちゃってごめんね。セシルくん明日も仕事あるからもう寝よう?」
「わかりました。では次はいい夢をみれるように……穂花にミューズのご加護がありますように」
チュッと額にキスを落とされセシルくんも横になった。
なんとなくだけど、次はいい夢をみれる気がする。
「おやすみセシルくん」
「おやすみなさい穂花」
セシルくんの方に向いて目を閉じた。
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