頼むぜ最終兵器
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kiyo
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その後、ヒラとフジが加わり、最終兵器俺達が結成された。俺も最初は心無いコメントに落ち込んだりもしていたけれど、続けていくと応援してくれる人たちも増えた。
その中の一定層、最終兵器俺達の最終兵器であるちかちゃん目当てで見てる人もいて、こーすけが彼女を誘ったのも強ち間違っていなかったと思ったりもした。
本人も楽しそうにやっているし、それが一番何よりだ。
「こんにちは」
「え、どうしたの」
今日は4人で実況をとる予定で俺の家に集まろうとしていたのに、ヒラとフジの後ろから顔を覗かせたのはこーすけではなくちかちゃんだった。
「こーすけ、補習」
ヒラが「俺はギリセーフ」とニコニコしている。「ヒラくんちゃんと勉強しなよ」という痛い言葉に、ヒラはクラスの女子に向けたことの無いトーンで「うるせえよ中坊がよ」と言った。
こいつ、ちかちゃんだけには強気だ。
フジがちかちゃんの肩をポンっと叩いた。
「代打、最終兵器妹」
「フジくんが無理矢理……」
「ちかちゃんがキヨくんち見てみたいって言ったんじゃーん」
「言ってない」
ちかちゃんは呆れた顔でフジを諌めた。申し訳なさそうにしているちかちゃんに、「あー」と言いながら頭を回す。
俺んちに来るのは多分初めてじゃないか。俺の部屋今どんなだっけと考える。まあ、通せる、欲を言えば掃除したいけど。
「ちかちゃん、キヨの部屋のエロ本の隠し場所教えたげるね」
「……わたし帰ろうかなぁ」
「やめろ!ないし」
「キヨ入っていいの」
マイペースなヒラに「お、おう」と頷きながらみんなで家に入る。母さんは「いらっしゃーい」と顔だけ覗かせにきた。
「あらー?あら、あらあら」
「母さんあの、こーすけの妹」
ちかちゃんを見てだんだんとはしゃいだトーンになっていく母さんを見て、先回りして否定する。
面白くなさそうになる母さんに、ちかちゃんは「こんにちは!」と愛想良く挨拶した。
「可愛いじゃないの~!うちの子、悪いやつじゃないから、よかったら、よろしくね」
「……母さん」
「……いいじゃない、こないだ彼女と別れたーとか言って……」
「……母さん」
うちの家族はよく喋る。しかもいらないことを。
母さんをリビングに押し返すと、ニヤニヤするヒラとフジ、ぽけーっとしているちかちゃんに「行くよ」と言って自分の部屋へ向かった。
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その後、ヒラとフジが加わり、最終兵器俺達が結成された。俺も最初は心無いコメントに落ち込んだりもしていたけれど、続けていくと応援してくれる人たちも増えた。
その中の一定層、最終兵器俺達の最終兵器であるちかちゃん目当てで見てる人もいて、こーすけが彼女を誘ったのも強ち間違っていなかったと思ったりもした。
本人も楽しそうにやっているし、それが一番何よりだ。
「こんにちは」
「え、どうしたの」
今日は4人で実況をとる予定で俺の家に集まろうとしていたのに、ヒラとフジの後ろから顔を覗かせたのはこーすけではなくちかちゃんだった。
「こーすけ、補習」
ヒラが「俺はギリセーフ」とニコニコしている。「ヒラくんちゃんと勉強しなよ」という痛い言葉に、ヒラはクラスの女子に向けたことの無いトーンで「うるせえよ中坊がよ」と言った。
こいつ、ちかちゃんだけには強気だ。
フジがちかちゃんの肩をポンっと叩いた。
「代打、最終兵器妹」
「フジくんが無理矢理……」
「ちかちゃんがキヨくんち見てみたいって言ったんじゃーん」
「言ってない」
ちかちゃんは呆れた顔でフジを諌めた。申し訳なさそうにしているちかちゃんに、「あー」と言いながら頭を回す。
俺んちに来るのは多分初めてじゃないか。俺の部屋今どんなだっけと考える。まあ、通せる、欲を言えば掃除したいけど。
「ちかちゃん、キヨの部屋のエロ本の隠し場所教えたげるね」
「……わたし帰ろうかなぁ」
「やめろ!ないし」
「キヨ入っていいの」
マイペースなヒラに「お、おう」と頷きながらみんなで家に入る。母さんは「いらっしゃーい」と顔だけ覗かせにきた。
「あらー?あら、あらあら」
「母さんあの、こーすけの妹」
ちかちゃんを見てだんだんとはしゃいだトーンになっていく母さんを見て、先回りして否定する。
面白くなさそうになる母さんに、ちかちゃんは「こんにちは!」と愛想良く挨拶した。
「可愛いじゃないの~!うちの子、悪いやつじゃないから、よかったら、よろしくね」
「……母さん」
「……いいじゃない、こないだ彼女と別れたーとか言って……」
「……母さん」
うちの家族はよく喋る。しかもいらないことを。
母さんをリビングに押し返すと、ニヤニヤするヒラとフジ、ぽけーっとしているちかちゃんに「行くよ」と言って自分の部屋へ向かった。
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