ニコニコ超会議
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kiyo
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「キヨって上京しないの?」
「やー……まあ大学あるしなぁ」
「じゃあ大学卒業したらおいでよ、うちの近く家賃安いよ」
ニコニコ超会議の打ち上げ、いつの間にか隣には踊ってみたを投稿してる踊り手の女の子がいて、キャッキャと俺に話しかけている。
ショートパンツからスラッと伸びた脚が眩しいほど綺麗で、俺はテーブルの上を見るふりをしてそっちを見たりしていた。
せっかくちかちゃんを連れてきたんだし、知り合いも少なくて心細いだろうし、打ち上げ中はちかちゃんの隣にいて笑わせてあげようと思っていた。けれど、いつの間にか決められた席割りは俺とちかちゃんは離れていて、ちかちゃんはといえば憧れのうっしーと話しながら照れくさそうにはにかんでいた。
ちかちゃんが高校生の男子と並んで歩いているのを目撃した時と同じような気持ちで、それをちらちら見ていたけれど、もう半分諦めた。別にいいや、明日には北海道に帰るんだし。
アホみたいに飲んでいるこーすけを尻目に、踊り手の子の話に適当に頷いていると、隣のテーブルから「ちかちゃん!?」とレトさんのでっかい声が響く。
「ちょ、え、大丈夫!?」
「……気持ち悪い」
「えぇ!?なんで!?体調悪かったの!?」
「……わかんない、吐きそ……」
涙目で口元を押さえるちかちゃんは、顔が真っ赤だ。ちかちゃんの隣ではヒラがテーブルの上にあったグラスをふたつ見比べている。
「ちかちゃんウーロンハイ飲んでる」
「はっ!?」
「さっきだいぶ飲んでた」
「まじぃ!?ちょ、ちかちゃんお水飲みな」
レトさんが急いでちかちゃんにお冷を渡す。ちかちゃんはそれを受け取ってしんどそうに1口飲んだ。
俺のテーブルの方で、フジがあちゃーと頭を抱えているので、多分ウーロンハイのグラスを置いてきたんだろう。はじめこいつ、ちかちゃんの隣にいたし。
「ちかちゃん」
立ち上がっていつの間にかちかちゃんのテーブルの方に来ていた。
「帰ろう。俺も出るから」
「……」
「いいよキヨ、俺行くよ」
「いや、俺が行くから」
もう半分この会に飽きていたヒラが言いかけるけど、被せるように言う。ちかちゃんはしんどそうに俺を見上げている。
さっきの踊り手の子の「えーキヨ帰るのー」と言う声を背中に、俺はちかちゃんを引っ張って店の外に出た。
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「キヨって上京しないの?」
「やー……まあ大学あるしなぁ」
「じゃあ大学卒業したらおいでよ、うちの近く家賃安いよ」
ニコニコ超会議の打ち上げ、いつの間にか隣には踊ってみたを投稿してる踊り手の女の子がいて、キャッキャと俺に話しかけている。
ショートパンツからスラッと伸びた脚が眩しいほど綺麗で、俺はテーブルの上を見るふりをしてそっちを見たりしていた。
せっかくちかちゃんを連れてきたんだし、知り合いも少なくて心細いだろうし、打ち上げ中はちかちゃんの隣にいて笑わせてあげようと思っていた。けれど、いつの間にか決められた席割りは俺とちかちゃんは離れていて、ちかちゃんはといえば憧れのうっしーと話しながら照れくさそうにはにかんでいた。
ちかちゃんが高校生の男子と並んで歩いているのを目撃した時と同じような気持ちで、それをちらちら見ていたけれど、もう半分諦めた。別にいいや、明日には北海道に帰るんだし。
アホみたいに飲んでいるこーすけを尻目に、踊り手の子の話に適当に頷いていると、隣のテーブルから「ちかちゃん!?」とレトさんのでっかい声が響く。
「ちょ、え、大丈夫!?」
「……気持ち悪い」
「えぇ!?なんで!?体調悪かったの!?」
「……わかんない、吐きそ……」
涙目で口元を押さえるちかちゃんは、顔が真っ赤だ。ちかちゃんの隣ではヒラがテーブルの上にあったグラスをふたつ見比べている。
「ちかちゃんウーロンハイ飲んでる」
「はっ!?」
「さっきだいぶ飲んでた」
「まじぃ!?ちょ、ちかちゃんお水飲みな」
レトさんが急いでちかちゃんにお冷を渡す。ちかちゃんはそれを受け取ってしんどそうに1口飲んだ。
俺のテーブルの方で、フジがあちゃーと頭を抱えているので、多分ウーロンハイのグラスを置いてきたんだろう。はじめこいつ、ちかちゃんの隣にいたし。
「ちかちゃん」
立ち上がっていつの間にかちかちゃんのテーブルの方に来ていた。
「帰ろう。俺も出るから」
「……」
「いいよキヨ、俺行くよ」
「いや、俺が行くから」
もう半分この会に飽きていたヒラが言いかけるけど、被せるように言う。ちかちゃんはしんどそうに俺を見上げている。
さっきの踊り手の子の「えーキヨ帰るのー」と言う声を背中に、俺はちかちゃんを引っ張って店の外に出た。
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