ニコニコ超会議
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超会議が終わり、ホテルにやって来た。部屋に着くとキャリーバッグとリュックを下ろす。この前来た時は日帰りだったから、一人きりでの東京のホテルはなんだかそわそわだ。
ドンキのセーラー服を脱いで私服に着替えていると、コンコンと扉がノックされ「ちか~」とお兄ちゃんの声がする。
「……なに?」
「俺ら超会議の打ち上げに行くけど、お前どうする?」
「……ばんごはん?」
「焼肉だぞ~!」
わたしは参加してないしなぁと躊躇っていると、フジくんが私の頭をポンポンと撫でながら言った。焼肉かぁ。お昼に超会議の出店で少しだけ食べてから何も食べていなかったお腹がぐぅと鳴る。
「いいの?わたし参加してないのに」とおずおず彼らを見上げると、「ダメなら誘わないだろ」とヒラくんがご最もなことを言った。
「行こっかな」
「ちかちゃんあんまり俺たちの傍から離れんなよ」
「え?」
「酒飲まそうとしてきたりとか、変な人いるかもしれないし」
キヨくんが苦々しい顔でわたしに注意した。
レトさんとこっそり超会議回ったり、キヨくんたちから離れたりしてたから根に持っているんだろう。
「わかってるよ。肉しか食べない」
「おー俺とどっちが食えるかなー」
「わたしだよー」
「子供か」
言い合っているわたしとキヨくんに、お兄ちゃんは半笑いでつっこむと、そんじゃ行こうと出発しようとする。
「ま、まって、それってさ、その」
「……なんだよ」
顔を顰めるお兄ちゃんにもじもじとしながら下唇を噛む。「牛沢さんいる……?」というわたしを4人ともドン引きした顔で見ている。
「うん」と低い声で頷いたキヨくんを見て、わたしは「先降りてて!」と叫んで部屋に戻った。
「おい、早くしろよ」
「わかってる!」
別に下心とかはないけど、少しくらい可愛いと思って欲しいじゃないか。わたしはキャリーバッグからポーチとヘアアイロンを取り出して、おさげにひっつめていた髪をほどく。
髪をしっかりストレートにして、化粧っ気のない顔に少しづつ色を乗せていく。お気に入りのリップを塗って、なんとなくポーチに放り込んでいたお母さんのお下がりのネックレスもつけた。
「……よし」
大人っぽくを意識して作った、鏡に映ったわたしは、いつもよりほんの少しだけお姉さんに見える。
机の上では、「はやくしろ!」とお兄ちゃんからの着信がひっきりなし。わたしはカバンに荷物を詰めると、ホテルの部屋をあとにした。
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超会議が終わり、ホテルにやって来た。部屋に着くとキャリーバッグとリュックを下ろす。この前来た時は日帰りだったから、一人きりでの東京のホテルはなんだかそわそわだ。
ドンキのセーラー服を脱いで私服に着替えていると、コンコンと扉がノックされ「ちか~」とお兄ちゃんの声がする。
「……なに?」
「俺ら超会議の打ち上げに行くけど、お前どうする?」
「……ばんごはん?」
「焼肉だぞ~!」
わたしは参加してないしなぁと躊躇っていると、フジくんが私の頭をポンポンと撫でながら言った。焼肉かぁ。お昼に超会議の出店で少しだけ食べてから何も食べていなかったお腹がぐぅと鳴る。
「いいの?わたし参加してないのに」とおずおず彼らを見上げると、「ダメなら誘わないだろ」とヒラくんがご最もなことを言った。
「行こっかな」
「ちかちゃんあんまり俺たちの傍から離れんなよ」
「え?」
「酒飲まそうとしてきたりとか、変な人いるかもしれないし」
キヨくんが苦々しい顔でわたしに注意した。
レトさんとこっそり超会議回ったり、キヨくんたちから離れたりしてたから根に持っているんだろう。
「わかってるよ。肉しか食べない」
「おー俺とどっちが食えるかなー」
「わたしだよー」
「子供か」
言い合っているわたしとキヨくんに、お兄ちゃんは半笑いでつっこむと、そんじゃ行こうと出発しようとする。
「ま、まって、それってさ、その」
「……なんだよ」
顔を顰めるお兄ちゃんにもじもじとしながら下唇を噛む。「牛沢さんいる……?」というわたしを4人ともドン引きした顔で見ている。
「うん」と低い声で頷いたキヨくんを見て、わたしは「先降りてて!」と叫んで部屋に戻った。
「おい、早くしろよ」
「わかってる!」
別に下心とかはないけど、少しくらい可愛いと思って欲しいじゃないか。わたしはキャリーバッグからポーチとヘアアイロンを取り出して、おさげにひっつめていた髪をほどく。
髪をしっかりストレートにして、化粧っ気のない顔に少しづつ色を乗せていく。お気に入りのリップを塗って、なんとなくポーチに放り込んでいたお母さんのお下がりのネックレスもつけた。
「……よし」
大人っぽくを意識して作った、鏡に映ったわたしは、いつもよりほんの少しだけお姉さんに見える。
机の上では、「はやくしろ!」とお兄ちゃんからの着信がひっきりなし。わたしはカバンに荷物を詰めると、ホテルの部屋をあとにした。
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