2025年の会話

「はい、やってきたよぉこの時間が」
「なんの時間ですか」
「ほらごらん、僕が準備してあげた素敵ディナーです」
「……深夜ではあるけどな。で、その鍋は?」
「じゃじゃーん、シチューちゃんです!」
「えぇ? またシチュー戦闘するってこと? いいって」
「戦闘……? まあいいじゃないの、僕はどう考えてもお米と、そう、お米と! 食べますが。仕方ないので、パンも用意してあげたんだからね」
「え、このブルーシートに隠れてるのってパン? え、パンの扱いやばくね? へたくそか?」
「はい。こちらからバゲット、フランスパン」
「最高じゃん。口ケガするレベルのかたさがいいですから」
「えぇこわ……。んでね、それから食パン、クルトンと、コッペパンにデニッシュで〜す! かわいいね」
「いや、シチューにデニッシュはちょっと……明日の朝ごはんにいただきます。え、変なのまじってた?」
「はぁ? 僕が買ってきたんだから僕の朝ごはんだっての。クルトンはコンポタに入れなさいね」
「……まあいいけどさ。って、おい! 鍋側にご飯を入れようとすんなよ?」
「え。どおぉぉぉん! したかったのになぁ」
「そんなのはひとりのときにやりなさい」
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