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2024年の会話

「年末に向けてそろそろ掃除しようかなと思ってさ」
「さすがにえらすぎるでしょ、君。ありえないんだけど?」
「なんで怒りのトーンでそんなこと言ってる? 俺のえらさがかすんじゃうな。まあ、これでも見ろよ」
「え、枠?」
「お前写真立てのこと枠って呼ぶ派? やっばいね」
「写真入れるんだ。なんか絵とか入れるのかと思った」
「だとしても額縁だろ。でさ、なんで買ったのか全く思い出せないんだけど、何のためだったかわかる?」
「僕はそんなの買わないと思うけどね。入れたい写真も別にないし、スマホのアルバムに入ってればいいと思ってるし」
「風情のないやつだよ、お前は」
「あ、わかった。じゃあ僕らのツーショでも入れる?」
「いや……、仲良すぎだろ。誰も家に招き入れらんないぞ」
「え? だって仲良すぎでしょ? 僕らって」
「いやまあ、……否定はしないけどさ?」
「ほら仲良し! じゃあさ、クリスマス――は仕事か、終わってからの夜中でいいや、イルミネーション見に行こうよ。そこでふたりで写真撮るの」
「カップルしかいないだろ。そんな中撮ってくれる人いるの? いてもカップルだろ」
「いいじゃん、仲良し男子ふたりがツーショ撮ってもらってても別に変じゃないでしょ。デートスポットにふたりで行って撮影してもらっててもおかしくないでしょ」
「いやうん、おかしくはないんだけどさぁ?」
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