2023年の会話
「あの、もしかしてお前さ、また指の皮剥いてる?」
「……何言ってるの、僕がそんなことすると思う?」
「いやあのね、同居人の癖くらいもうわかってんのよ。ストレス溜まりはじめに聞こえてくるパチパチ音は、お前が爪か皮かを剥こうとしてるとこなのよ」
「まあ、さすがに? もうそろ一年経つ頃だし? それくらいは把握してるよねって? そういうこと?」
「あ、お前だるいねぇ〜」
「で? 何ですか、僕が昔皮剥いてなんか変な黄色い塊出して皮膚科でジュッて焼かれたの思い出して、心配ですか」
「確かにそれもある。そうなったら俺も嫌だし、お前も嫌だろって話、おわかり?」
「実は僕ねえ、痛いの、ぜんっぜん痛くないんですよね」
「はぁ? お前まじ……」
「まあまあ、やってないですってばァ! そんな、皮剥くなんてねェ、するわけないんですよォ! ほら、ほらほら!」
「おいボロボロの指先見せてくんな、剥いてんじゃねえか」
「……剥いてるよ、何か問題でも?」
「大アリだね。お前知らないみたいだから教えてやるけど、そうやって床に落とすだろ、剥いたヤツ? そういうの求めて虫たちはやってくるわけ」
「え、サイアクなんですけど」
「はい、じゃあやめようね」
「でも君がちゃんと掃除してくれるからなぁ」
「おいまじ黙れよ……俺はお前のママじゃないの……」
「……何言ってるの、僕がそんなことすると思う?」
「いやあのね、同居人の癖くらいもうわかってんのよ。ストレス溜まりはじめに聞こえてくるパチパチ音は、お前が爪か皮かを剥こうとしてるとこなのよ」
「まあ、さすがに? もうそろ一年経つ頃だし? それくらいは把握してるよねって? そういうこと?」
「あ、お前だるいねぇ〜」
「で? 何ですか、僕が昔皮剥いてなんか変な黄色い塊出して皮膚科でジュッて焼かれたの思い出して、心配ですか」
「確かにそれもある。そうなったら俺も嫌だし、お前も嫌だろって話、おわかり?」
「実は僕ねえ、痛いの、ぜんっぜん痛くないんですよね」
「はぁ? お前まじ……」
「まあまあ、やってないですってばァ! そんな、皮剥くなんてねェ、するわけないんですよォ! ほら、ほらほら!」
「おいボロボロの指先見せてくんな、剥いてんじゃねえか」
「……剥いてるよ、何か問題でも?」
「大アリだね。お前知らないみたいだから教えてやるけど、そうやって床に落とすだろ、剥いたヤツ? そういうの求めて虫たちはやってくるわけ」
「え、サイアクなんですけど」
「はい、じゃあやめようね」
「でも君がちゃんと掃除してくれるからなぁ」
「おいまじ黙れよ……俺はお前のママじゃないの……」
