2024年の会話

「そういえばこの前のことなんだけど、女の子からさ」
「うーん、イントロが俺好みじゃないかな、却下で」
「なんでか知らないけどハンカチ借りたんだよね」
「俺はお前の話を却下したんだが? ってか本人が理由知らずにハンカチ借りるシチュエーションってなに?」
「別にどこを拭いたりもしなかったんだけど、洗って返すべきかな。それとももらっていいの?」
「え、待ってお前さ、借りものもらっていいと思ってる?」
「そんなわけないじゃん。でもなんかさ、もらってよさそうなんだよね」
「もらってよさそうな借りものって存在するの……? え、ど、どういう意味?」
「ほら見て」
「おまっ、――これはないな。お前、俺をはめるためだけの会話だろおいブスこら」
「えぇ? 僕ってば稀に見るかわいさでしょ?」
「じゃねえわ、俺の言うブスは悪い子ちゃんですね〜と同義だこら、ケンカか? ラッピングされてんじゃねえか! あとお前は男が嫌いな男だから忘れんなよ」
「ケンカする? なら負けるよ? ほらかかってきなよ」
「どういう心情それ、俺の勝ち確約じゃん。じゃなくて」
「赤白ラッピングのハンカチ、もらっていいのかなって」
「どう考えても贈り物なのよ。ここ見ろバカ、ふぉーゆーってあるだろ、めりーくりすますって!」
「ふぉっふぉっ! メリークリスマス!」
「フィンランドに帰れバーカ!」
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