2024年の会話

「やっほー、今回は好きなドーナツについて議論するよ」
「あの、動画回すならそう言ってもらってもいいですかね、びっくりしちゃうので。……で、ドーナツ?」
「うん、好きなドーナツが知りたいんだってさ」
「俺は断然チョコだね。チョコ生地にチョコソースがかかってて、チョコスプレーがわっと載ってるやつ。願いが叶うなら、チョコクリームも入っててほしいね、ホイップでも可」
「……たぶん僕だったら見ただけで胃もたれしちゃうだろうなぁ。でも叶ったときには僕にも一口ちょうだいね」
「外見だけで胃もたれさせてるやつにやる一口はないだろ。んで、お前は?」
「僕はどうしよっかな……あの、あれかな、いやあれはパンか? え待って、ドーナツってなに? 君調べてくれる?」
「なんで俺が――ってお前のスマホで撮ってるのか。はい」
「あー、なるほどね。じゃあこれかな、このいちばん揚がってる! て感じの、ざくざくでうまうまのやつ」
「……この子がかわいそうだろ、名前呼んでやれよ」
「いわゆるオールドファッションさんだね。あいつまじでちょー渋くてかっこよくない? イギリス映画の紳士的なスパイみたいな味があるよね」
「例えが独特であんまわかんないけど、なんとなく気持ちはわかるかもな」
「てことなので、君のためにこの激ヤバチョコドーナツとオールドファッション、それにこちらのDVDを用意しました」
「日付超えたのに俺たち今からドーナツパーティwithスパイ映画するの?」
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