2024年の会話

「今日の夜ご飯にネギが入ってたでしょ? それがさ、今もまだ残ってる感じがするんだよね」
「さっきから言ってるけど、歯磨けばいいんじゃない?」
「いや違うんだよ、歯に挟まってるとかじゃなくて。それもあるんだけど、なんていうかな、風味がずっと居残ってる感じ? が、ちょっと嫌なんだよね」
「うん、気づいてないかもしれないけどさっきも聞いたよ。ってかお前さ、ネギ苦手なんだよな?」
「え? もちろん、強めの風味があるのは全部苦手だよね。タマネギとかシソとか、ああいう系」
「んで、あの料理自分で選んだよな?」
「確認しなくたってそうだよ、君もちゃんと見てたでしょ」
「となると話が違くない? 俺が選んだやつにネギが入ってて嫌だなぁって言うんならまだしも、お前が自分で選んで自分にダメージ与えてんの意味わかんなすぎるって」
「え、ない? たま〜にさ、苦手なものでも食べられそうな気がするみたいな」
「う〜ん……わからないでもないか……」
「あーあ、口の中がネギすぎるよ」
「だから歯磨けってば、歯磨き粉で風味も消えるし」
「確かに。しかもいつの間にか午前2時だし」
「俺も寝る準備するか……もちろん歯は磨き終えてるけど」
「だね〜。歯ブラシ……より先に喉乾いたな」
「まじで歯磨けや」
2/73ページ
スキ