2025年の会話

「ドラキュラ伯爵、今宵は誕生の日でございましたか」
「えっ、あ……あぁ、そうであったな。今日で吾輩も、何百年目となろうか」
「伯爵のため、僕は豪華なディナーを用意して参りました」
「ふむ、なんであるか、言ってみよ」
「ケンタッキー」
「……鶏の肉か、それもよいな」
「そしてマック」
「えーと、あー、まあ……ハンバーガーであるな」
「さらにミスタードーナツ」
「ほう、デザートか」
「最後に、ハーゲンダッツ」
「あ、俺との約束だったもんね――」
「伯爵!」
「あ、はい、すみませ――すまない」
「僕を褒めたたえてはくれないでしょうか」
「従者がそんなこと言ってんなよ? ……褒めてつかわす」
「ありがたき幸せ」
「――え、待って普通に俺の誕生日祝ってくれてるってことでいいんだよね? いろんなテイクアウト駆使して?」
「ええ、もちろんです伯爵」
「で、ドラキュラ伯爵はどこから連れてきたわけ?」
「なにをおっしゃるか。あなた様が伯爵ではないですかァ」
「どういう設定の遊びなの、俺疲れちゃったんだけど」
「伯爵!」
「誕生日やっぱいいから、これやめていい?」
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