このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

2025年の会話

「この前僕さ、ほぼお散歩してたんだけどね」
「それよりなにより『ほぼお散歩』が気になるな」
「ちょうど下校時間だったみたいで、いろんなちびっこたちとすれ違ってたわけ」
「あぁ、あの小学校の子たちかな?」
「たぶんそうだね。かわいいなぁと思って、少年たちの戦闘とか少女たちの大人っぽい会話とか楽しんでたんだけど」
「ぎり不審者じゃない? 大丈夫?」
「そしたらさ、次の角曲がったときに」
「いやその、お前が今どこ歩いてるかは把握してないよ。そんな、次とかって言われてもわからんから」
「ちょっと先になにか落ちてたわけ。黒くてわりと大きめ」
「ほう。子どもの落し物かな?」
「ね、だから拾って学校に届けてあげようかな〜と思うだけ思って近づいてみたの」
「こいつ拾わなさそ〜」
「そしたらそれ、マンガとかでよく見る魔女っ子の帽子で」
「近所に魔女っ子住んでるじゃん」
「……そうなんだよ」
「真に迫る顔されても困るよ。いないよ、魔女っ子は」
「えー? いるんだよう、いた方が楽しいじゃん!」
「で、その帽子どうしたの」
「魔女っ子が困ってると思ったから、学校に届けに行こうと思ったら、黒猫が横切ったわけね。だから絶対魔女いる」
「え、昨日の話につながるの?」
41/67ページ
スキ