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2025年の会話

「ねえ見て見て! かわいいでしょ!」
「はいはい、お前はいつもかわいいよ」
「ちょっと! ちゃんと見てよね! ほら、ほらほら!」
「それはさすがに近いって。普通に目刺されんのかと思ったわ。お前ね、いくら見てほしくても、爪の先を目の前に持ってくるのは――」
「ね、見た?」
「今話してる途中だったよね?」
「ほら、そんなこと言ってないで見なさいね〜」
「脅迫ですか……、見てほしいなら遠ざけてね」
「はぁい」
「あ、かわいいじゃん。真っ黒の爪」
「情緒がないなぁ。なんかもっとかわいい感じに言ってよ」
「たとえば?」
「んー、……漆黒の爪がブラックホールみたいだねとか」
「それって言われてうれしいんですか」
「そのうちね、ギャルみたいな五センチくらいの爪にしてみたいと思ってるよ」
「それはちょっと、俺は反対かな」
「じゃあ君にも塗ってもらいたい」
「俺の爪を? おっけ。同居人にギャル爪になられるくらいなら、俺の爪塗られた方がいいかも」
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