2025年の会話
「ねえねえ、見て見て〜!」
「……なんですか、俺の読書時間を邪魔するのは」
「はい、セミのぬけがら」
「はあ!? 最悪なんですけど? いやお前な、キャラがブレるのはどうかと思うぞ。ワラジムシですら嫌がってたお前がセミの、しかもぬけがらなんて……」
「いや、ぬけがらはぬけがらでしょ。ニセモノみたいなもんじゃない。だから大丈夫なの」
「ぬけがらに謝りなさい。ニセモノじゃありません」
「ごめちゃい……」
「黙れ」
「でもすごくない?」
「なにが?」
「僕がセミから奪ってきたんだよ、これ」
「いや、ぬけがら守るタイプのセミいないのよ、たぶん」
「とりあえずほめてみ?」
「理由なく同居人をほめるタイプの人間ではないので」
「そっか……じゃあ、さよならだね……」
「はあ!? 待てお前、俺がお前のことほめてても結果は同じだったろ、寿司のぬけがらだけ用意しやがって!」
「すん……」
「上着置いていなくなるやつすんな。無駄に学のあるボケしやがってよお、許さねえ」
「……なんですか、俺の読書時間を邪魔するのは」
「はい、セミのぬけがら」
「はあ!? 最悪なんですけど? いやお前な、キャラがブレるのはどうかと思うぞ。ワラジムシですら嫌がってたお前がセミの、しかもぬけがらなんて……」
「いや、ぬけがらはぬけがらでしょ。ニセモノみたいなもんじゃない。だから大丈夫なの」
「ぬけがらに謝りなさい。ニセモノじゃありません」
「ごめちゃい……」
「黙れ」
「でもすごくない?」
「なにが?」
「僕がセミから奪ってきたんだよ、これ」
「いや、ぬけがら守るタイプのセミいないのよ、たぶん」
「とりあえずほめてみ?」
「理由なく同居人をほめるタイプの人間ではないので」
「そっか……じゃあ、さよならだね……」
「はあ!? 待てお前、俺がお前のことほめてても結果は同じだったろ、寿司のぬけがらだけ用意しやがって!」
「すん……」
「上着置いていなくなるやつすんな。無駄に学のあるボケしやがってよお、許さねえ」
