Sunflower
好きだ。あの人のことが、好きでたまらない。私はあの人がいなくては生きていけない。それくらいに彼のことを愛している。
だけどきっとこの感情を伝えることはない。勇気がないから、覚悟がないから、嫌われたくないから。伝えられない理由はいくらでもある。伝えない言い訳はたくさん考えつく。私はこういう人間なのだ。伝えられずに別れを迎える。これが私の人生なのだ。どうせ誰とも結ばれることなく、誰かとの恋も実らずに終着点へ辿り着くのだろう。容易に想像がつく。
しかし私はそれが嫌だった。どうしても愛するあの人に声をかけて欲しかったし、触れたかったし、どんな困難も共に乗り越えたかった。どうしても彼と愛し合いたかった。どうしても一緒にいたかった。だからこれは仕方のないことであって、私のせいではない。そうだよね、ね?
語りかけたところで意味なんてないと知っていながら、彼に問いかける。私の隣で静かに眠っている彼が視界に入り、堪えきれず高揚する。嬉しくて飛び上がる。どうせあり得っこないと思っていたことがこうして現実になっているのだから、テンションが上がるのも無理はない。
私の肩に頭を預けて、寝ている。美しいその横顔に心臓が跳ね上がる。笑顔が止まらない。きっと気持ちの悪い笑い方をしているのだろうが、誰にも見られないからそんなことは気にしない。私が私でいられる特別な場所に、今、彼が存在している。その事実は誰にも曲げられない。
部屋の隅で向日葵が揺れた。きっと私たちのことを祝福してくれているのだ。ありがとう。私も嬉しいの。
濡れている彼の髪に優しく触れる。さらさらなストレート。羨ましい。いくらブラッシングしても整わない私とは大違い。かわいい。頬に触れる。すべすべで赤子のよう。指と指を絡ませる。すらっと伸びていて、美しい指先。唇を、重ねる。柔らかい。甘酸っぱい初恋の味。初めてのキスの味。
ふふ、っと微笑んで、私はゆっくり立ち上がる。彼のことは優しくソファに寝かせて、振り向いてまた笑みが漏れる。
あぁ、楽しい。こんなに幸せなことはない。
両手の親指と人差し指で額縁を作り、彼の姿をその中に入れる。あなただけを、見つめる。
だけどきっとこの感情を伝えることはない。勇気がないから、覚悟がないから、嫌われたくないから。伝えられない理由はいくらでもある。伝えない言い訳はたくさん考えつく。私はこういう人間なのだ。伝えられずに別れを迎える。これが私の人生なのだ。どうせ誰とも結ばれることなく、誰かとの恋も実らずに終着点へ辿り着くのだろう。容易に想像がつく。
しかし私はそれが嫌だった。どうしても愛するあの人に声をかけて欲しかったし、触れたかったし、どんな困難も共に乗り越えたかった。どうしても彼と愛し合いたかった。どうしても一緒にいたかった。だからこれは仕方のないことであって、私のせいではない。そうだよね、ね?
語りかけたところで意味なんてないと知っていながら、彼に問いかける。私の隣で静かに眠っている彼が視界に入り、堪えきれず高揚する。嬉しくて飛び上がる。どうせあり得っこないと思っていたことがこうして現実になっているのだから、テンションが上がるのも無理はない。
私の肩に頭を預けて、寝ている。美しいその横顔に心臓が跳ね上がる。笑顔が止まらない。きっと気持ちの悪い笑い方をしているのだろうが、誰にも見られないからそんなことは気にしない。私が私でいられる特別な場所に、今、彼が存在している。その事実は誰にも曲げられない。
部屋の隅で向日葵が揺れた。きっと私たちのことを祝福してくれているのだ。ありがとう。私も嬉しいの。
濡れている彼の髪に優しく触れる。さらさらなストレート。羨ましい。いくらブラッシングしても整わない私とは大違い。かわいい。頬に触れる。すべすべで赤子のよう。指と指を絡ませる。すらっと伸びていて、美しい指先。唇を、重ねる。柔らかい。甘酸っぱい初恋の味。初めてのキスの味。
ふふ、っと微笑んで、私はゆっくり立ち上がる。彼のことは優しくソファに寝かせて、振り向いてまた笑みが漏れる。
あぁ、楽しい。こんなに幸せなことはない。
両手の親指と人差し指で額縁を作り、彼の姿をその中に入れる。あなただけを、見つめる。
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