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💛 ̖́- 翡馬の𝐥𝐨𝐧𝐠 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲

第8章05
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最後の曲を歌い終えた瞬間。
静かに、しかし確かに拍手が降ってきた。

ひとつひとつが、胸に響く。

(……届いたんや)


後ろを振り返ると、
通路の奥で千弘が腕を組んでこちらを見ていた。
満足げで、誇らしげで、そしてどこか母のような眼差しで。


ステージを降りると、彼女はぽんと翡馬の肩を叩いた。

「よくやったわ、翡馬。
……“はじめの光”だったわよ」

翡馬は照れくさそうに笑った。

「まだまだですけど……今日、少しだけ自信つきました」

「それで十分よ。光はね……最初は“一滴”なの。
でも、それが積み重なるとね、いつか“星”になるのよ」

千弘はそう言って、
まるで未来を見据えるように空を指差した。

翡馬も同じ方向を見上げる。

(俺は……ここからもっと、大きくなれるんやろか)

胸に、ほんの小さな光が宿った気がした。

──“星になるための物語”は、ここからまた始まる。



第8章【完】
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