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💛 ̖́- 翡馬の𝐥𝐨𝐧𝐠 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲

第8章04
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ステージへ続く短い通路。
ライトの熱。
ざわめき。

(大丈夫、できる)


自分に言い聞かせ、一歩踏み出したその瞬間。

客席に、小さく手を振る女の子の姿が見えた。

翡馬は息を呑み——
そして、笑った。

(あぁ……もう、大丈夫や)


――イントロが流れる。


モールの空間に、翡馬の声が広がっていく。
大きなステージでもなければ、大勢の観客でもない。

けれど、ひとりひとりがちゃんと“見てくれている”。

その温度を、翡馬は確かに感じていた。

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