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💛 ̖́- 翡馬の𝐥𝐨𝐧𝐠 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲

第8章03
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控室。
本番10分前。

音響やスタッフの声、モールのざわめきが薄く聞こえる中、
翡馬は鏡の前に立っていた。

(俺……今日、どこまでやれるんやろ)

震える手。
緊張で浅くなる呼吸。

そんな背後から──

「瀬ノ上翡馬。顔上げなさい」


千弘の声が落ちた。
鏡越しに目が合うと、彼女は少しだけ笑っていた。

「いい顔してるじゃない。“怖いけど前に立ちたい”その顔よ。
それがステージに立つ者の顔」

翡馬は静かに息を吸った。

「……俺、ちゃんと……伝えたいです。
今日来てくれた人に、俺の“光”を」

すると千弘は、まるで自分のことのように嬉しそうに微笑んだ。

「うん。
それでいいのよ、翡馬」

そう言って、彼の背中を押した。

「行ってきなさい。あんたの“はじめの一歩”を見せてちょうだい」

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