💛 ̖́- 翡馬の𝐥𝐨𝐧𝐠 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲
第8章02
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リハーサルが始まる。
モール特有の反響する音、通りすがりの雑音。
いつものスタジオとはまったく違う。
(ここで……“伝わる”んやろか)
不安は、波のように寄せては返す。
「瀬ノ上くん、もう一回Bメロ、気持ちもう少し持ち上げて!」
音響スタッフが指示を出す。
「はい!」
歌って、動いて、息が上がる。
汗が顎をつたい落ちたとき——
ふっと、視界の端に小さな女の子がいた。
初ステージの日、翡馬の動画を見て笑っていたあの子に似た後ろ姿。
(……見てくれる人が、おるんや)
胸の奥の不安が、少しずつほどけていく。
“ひとりで立つ舞台”が、少しだけ優しく感じられた。
→
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リハーサルが始まる。
モール特有の反響する音、通りすがりの雑音。
いつものスタジオとはまったく違う。
(ここで……“伝わる”んやろか)
不安は、波のように寄せては返す。
「瀬ノ上くん、もう一回Bメロ、気持ちもう少し持ち上げて!」
音響スタッフが指示を出す。
「はい!」
歌って、動いて、息が上がる。
汗が顎をつたい落ちたとき——
ふっと、視界の端に小さな女の子がいた。
初ステージの日、翡馬の動画を見て笑っていたあの子に似た後ろ姿。
(……見てくれる人が、おるんや)
胸の奥の不安が、少しずつほどけていく。
“ひとりで立つ舞台”が、少しだけ優しく感じられた。
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