こっち向いて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
練習の合間、少し休憩していると柳岡はんに話し掛けられた。
「千堂、さっきまでなのかちゃん来とったみたいやけどなんか聞いとるか?」
「なのか?何も聞いとらんわ。いつ来とったんや?もう帰ったんか?」
練習に夢中で全然気づかなかった。
外はまだ明るいがなのかはもうすぐ門限のはず。
何か用事があったのか考えてみるも思い当たらない。
「もう帰ったみたいやわ。練習生が出て行った時にはおらんかったみたいやで。」
「そか。おおきに。帰りに聞いてみるわ。」
その会話を聞いた入りたての練習生が声をかけてきた。
「あ、さっきの子、千堂さんの妹さんですか?可愛えですね。彼氏おるんですか?」
明らかに気のある声が癇に障った。
「いや、彼女や。絶対お前にはやらんからちょっかい出すなや。殺すで。」
ギロリと睨む。
練習生は迫力に負けたらしくコクコク頷くだけになってしまった。
不愉快な気持ちが鳩尾辺りを支配する。
もう練習を続ける気分では無くなってしまった。
「ほなぼちぼち帰るわ。さいなら。」
「あ、おい!千堂!」
柳岡はんの声を無視して荷物をまとめて外へ出た。
