こっち向いて
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練習着を引っ提げて帰路に着いた。
しばらく歩くとなのかの家が見えてきた。
窓からこちらを気にしている。
自分に気付くとバタバタと家を飛び出してきた。
「あっ、なんや、武士さん、お疲れ様。」
「おう、なのかも勉強お疲れさん。」
偶然を装うなのか。
ほんまに可愛えなあ。
茶化したい気持ちとにやけそうな顔を抑え込み、平静を装う。
「そういや夏休みいつまでやっけ?」
「えっと、あと1週間やね。」
「そか。どっか遊び行くか?」
「え、嬉しいけど練習あるやろ?」
「まあ、そやけど。ちょっとくらいデートしたいやん?」
「…まあ、そやな。」
デートの単語に明らかに反応して照れる。
目の前のなのかが可愛くて抱き締めたくなる衝動をグッと抑える。
「1日空けるさかいどこ行きたいか考えときや。」
「うん、ありがとう。武士さん。」
「ほな、おやすみ。」
「うん、おやすみ。」
頭をポンポンと撫でて家に戻るまで見送る。
部屋まで戻った様子を見届けてから家に帰った。