こっち向いて
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なにわ拳闘会前。
外まで重々しい打撃音が響く。
昨日と打って変わって驚く程集中出来る。
次の試合、なのかのために勝つで!
その一心で練習に打ち込んだ。
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ーーー
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外はすっかり暗くなった。
ぼちぼち帰るか。
そう思いながら伸びをしていると柳岡に声を掛けられた。
「何や今日は上機嫌やな。」
「なのかと付き合うことになったからな。」
「ほ、ほんまか!?」
「ああ、ほんまや。柳岡はんのアドバイスのお陰や。おおきに。」
「お、おお…そりゃ良かったわ。」
「そんな訳やからワイはぼちぼち帰るわ。」
「おお…なのかちゃんによろしゅう。」
片手を挙げ、ヒラヒラを手を振り応える。
柳岡はその背中を見送ったあと、ひとりごちた。
「…いや、展開早過ぎやろ。」