こっち向いて
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少しの間理解出来ず、ぼーっとしていた。
「何やも一回して欲しいんか?」
ニヤリと余裕そうに笑う武士さん。
その唇を見て、理解した。
うち、武士さんとキスした!?!?
実感するなり急に恥ずかしくなって顔が真っ赤になった。
うちばっかりいっぱいいっぱいやん。
だが、初めてのキス。
どうしたらいいのかわからない。
それが悔しくて半分ヤケで武士さんの胸ぐらを掴む。
グイッと引き寄せて唇に唇を押し付ける。
少し驚いた様子の武士さん。
その様子に満足してゆっくり唇を離す。
「うちかてキスぐらいできるわ。」
「お前ほんま強がりやな。顔真っ赤やで。てか、普通胸ぐら掴むか?」
「うっさいわ、アホ。」
近くにあった枕を投げつける。
プロボクサー相手に無駄な攻撃。
それでも今の顔は見られたくない。
立ち上がってすぐに背を向け、ドアノブに手をかけた。
すると、武士さんも立ち上がった。
「下まで送るわ。」
「…おおきに。」
少し名残惜しかったので素直に嬉しい。
それだけ返してまだ熱い頰に冷たい指先を当てながら下へ降りた。
