こっち向いて
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「お、泣き止んだな。」
ニカッと笑う武士さん。
さっきなんて言ったこの人。
全くもって理解出来ない。
永遠と理解出来ないフレーズが頭の中をループしている。
「え、と、武士さん…?」
「何や?」
「どういう意味かわからん。」
軽くパニックになっているのが自分でもわかる。
助けを求めるように見詰めると優しく頭を撫でてくれた。
「ほな、もっとわかりやすく言うで?いっぺんしか言わんからよう聞きや?」
頷いて、次の言葉に耳を澄ます。
「ワイはお前が好きや。なのか。」
大好きな声が鼓膜を揺らす。
ずっと待ち望んでいた言葉で。
嬉しくて嬉しくて涙が溢れた。
「ワイと付き合ってくれるか?」
「っ〜〜、当たり前やん。」
ぎゅっと自分からも抱きついてわんわん泣いた。
その間ずっとごつい手は背中を優しく撫でてくれた。