ゼロからスタート?!
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「ただいま戻りました」
「おかえりなさーいイオン様、ルミネ!」
『ただいまアニス』
「あれ?2人の後ろに居るのって…まさか!ルキノ!?」
『やぁ、アニス…この世界では久しぶりですね』
「久しぶりーでも、1週間探しても見つからなかったルキノをイオン様とルミネが見つけてくるなんて……愛のパワーか!」
「愛のパワーですか?」
『愛のパワーとはなんだ?』
「イオン様は分かっているでしょ!
ルミネが分からなくっても、イオン様にたーぷり教わればいいよvV」
相変わらずのアニスの様子に苦笑いしながらイオンは困った表情し、ルミネはフードが邪魔して表情は読みとれない。
アニス以外に部屋には誰も居ないようだったから俺はどうしようかと悩んだ。
早めにティアに会ってから話しをしたりしないんだけど、アニスは2人に夢中になっているから話しかけづらい。
ファングラブ主催した張本人だからなのか此処でも何かやってそうな気がするが、あまり聞かないでおこう。
『なぁ、アニス』
「なに?今、すごーい…いい所なんだけど……」
『いやいや、俺に対して冷たくない!あ、タメ口なっちゃったわ…』
「下手の敬語よりさ、タメ口にしたらいいじゃん」
『…んじゃあ、そうするよ。で、俺の可愛いティアはどこ?』
「きゃわん!やっぱり、ティアとあやしい関係だったんだ!!」
『ち、違うから!てか、何でもかんでも妄想するじゃない!』
「あやしいー」
可愛い上目遣いでそう言われれば、何でも話したくなるのを我慢して俺はアニスの頭をポンポンと叩いて撫でてやった。
普段はしないのだが、アニスにはやったことがないからやってみた。
すると、顔を下に向けて何故か身体をプルプルと震わせ始めたのには驚いた。
『え、いや…あの……あ、アニス…?』
「… ルキノのたらし!アニスちゃんじゃなく、ティアしてよね!そいうことは!!」
『えー』
ぷりぷりっと頰を赤くして怒ったアニスの様子に、可愛いなっと感じながらも俺は頰を掻いてから苦笑いしかできなかった。
その様子にイオンは何故かニコニコしていたのに気づき、隣にはルミネが居たのにびっくりした。
『うむ、アニスは恥ずかしかったのではないか?』
『は?あれだけで恥ずかしいのか?』
『女の子は美男子にあんな事をされたら恥ずかしくなると誰かに教わったが、教わったやつの名前はしらんが…あまり、アニスにはしないようにしろ』
『わ…分かった』
『それから…他の女の子にも気安く頭を撫でたり、触れたりしたらダメだからな』
『待って待って!俺が気安く女の子触ったことないんだけど?!』
ルミネに俺はどう思われていたのが今更ながら気付いてびっくりだよ。
てか、そんな事を思っていたなんて俺はどれだけ女たらしなんだ。
性別上俺は男ではないからまだセーフだと思うんだが、シンク以外俺が女だと知らないんだから仕方ない事なのか。
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