ゼロからスタート?!
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いきなり、何が起きたのか分からず、知らない風景に俺は困惑している。
まわりは俺が依頼で受けた森ではないし、戦っていた魔物が知らない魔物に変わった。
目の前の奴らはまだ俺には気づいてないから逃げてもいいのだが、もしまた知らない世界だった時に手ぶらじゃなんだし、倒すかと決めた瞬間に魔物が俺の気配に気付いて襲ってきやがった。
「あーめんどいから一撃でイッてくれ!」
強力な体術を使うと魔物が弱かったのかはしらないが、直ぐにイッてしまった。
一体だったからまだしも、戦闘はあまり好みじゃないんだな。
服汚れたりする時あるし、白だから余計に体術とか使いたくない。
それにしても、魔物が落とすものは役に立つものは無かったのがガッカリだ。
「はぁ…俺、これからどうなるのやら……」
溜息を吐いてから空を見上げるとさっきの戦闘の音で、まわりにいた魔物達に気付かれたらしく気配が集まってきたのにヤバいと感じで森の中を走って逃げる事にした。
体力がある限りは一人での戦闘は避けたい。
森からも抜けないと夜は大変危険なにおいもするし、アイテム持ってないし、毒とか持ってる魔物が現れたら命がない。
誰か知り合いと遭遇しない限りは状況が把握できないから誰かいないかなっと、俺は呑気なことを考えながら走っていた。
☆☆☆☆☆
イオンと森を探索していると妙な気配に私は立ち止まった。
隣にいたイオンに「どうしました?」と問われて辺りを見渡してから私はくちをひらいた。
『知った気配がする』
「え?誰のですか?」
『確信はないが…たぶん、ルキノではないかと思う』
「はやり、ルキノもこの世界に来ていたんですね!」
『イオン…あの木の後ろから気配がする』
「行きましょう…ルミネ」
『ああ』
気配がする木に向かって、イオンと歩いて向かっていると私達の気配に気付いたのか気配が動いたのを感じとった。
もし違ったら危険だと思い慎重に近付いていけば、動きが止まったのに不思議に思いながら少し距離をあけて私とイオンは立ち止まった。
イオンと顔を合わせてから声をかけるかを頷き合って決めれば、先ずさきにイオンから気配に声をかけた。
「そこに隠れているのはルキノですか?」
『もしルキノなら出で来てほしいのだが…』
私とイオンの声を聞いてから気配がする木を見つめると直ぐ反応が返ってきた。
そして、姿を現したのは紛れもなくルキノだったのに安心すると少しバツが悪そうな表情で、ルキノは苦笑いしていた。
『やぁ、イオンとルミネ会えてよかったです。さっきまで魔物とやりやって体力回復する為に休んでたんですよ』
『戦闘していたわりには…珍しく服が汚れいないな』
「ほんと珍しいですね」
『いつも汚してるわけじゃないですけど…』
『そうだったのか?』
『そうです』
頰を掻いてから苦笑いするルキノに私は納得しながらイオンにルキノをアジトに連れて行こうと話し、それから森の探索をやめて一旦アジトへルキノを案内した。
アジトへ向かう道中にシンクが居るのは違うところだと言えば、ルキノは「シンクがいる所に案内お願いします」と言われてしまった。
まあ元々、シンクとの行動が一緒だっただからそうなる事は予知していた。
イオンもそうだったんだろうから深くは追求しないだろう。
それにしても、ルキノがミリーナ達が居るアジトに来ても大丈夫だろうか。
なんとなくだが、イヤな予感しかしないのだ。
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