第2回

ユリ『痛い・・・』
なつき『食う太る以外のカードは無いんかい』

ユリ『うう・・・基本的には規定のターン数以内に問題を解決できないとゲームオーバーなんですけど、特定の人物に特定のカードを使う事で残りターン数に関係なく一発ゲームオーバーになることがあります。そう、まさに今の私みたいに・・・グスン』
なつき『それが言いたかっただけだろ』
ユリ『会話に使うカード以外に、生徒の才能を開花させるカードも存在します。カードごとに色々な解説があって面白いんですよ』
なつき『裏話的な物か?』
ユリ『ですね。例えば《家庭科》の場合、ゲーム中には登場しない家庭科教師について書かれていたりします』
なつき『で、そのカードを生徒に使う訳か』
ユリ『生徒個人ごとに才能開花マップみたいな物があるんですよ。メカニクス産業高校のロジカルマップに近いですね』
なつき『ロボット球児が出てくるシナリオだな』
ユリ『メインの彼女候補もロボットですね』

なつき『で、おそらくこの日本一有名な教師に代わってクラスを担当して色んな問題を解決していく訳だな』
ユリ『最初はわりと・・・いや、序盤から結構ベビーなの来ますね。修学旅行先での暴力沙汰とか謎の連続放火とか』
なつき『シャレにならないのばかりだな』
ユリ『生徒が意味不明な事を叫びながらUFOを召還しようとしたり、クラスにアイドル・・・これはクラスのアイドルという意味ではなくて完全に芸能人なんですけど、自作自演スキャンダルのダシに使われたり』
なつき『レベルの高い問題児揃いだな』
ユリ『なので教師は比較的まともですね。せいぜい夏休みに女生徒を人質に取って校舎に立て籠る位で』
なつき『待て待て待て』

ユリ『そしてクライマックスに向けての盛り上がりは凄かったですね。主人公の過去に因縁のある人物が赴任してきて、色々な方面で騒動が発生していくんですよ』
なつき『で、エンディングか』
ユリ『1周目だと真のエンディングは見られないんです。エンド後に第0話が始まって、そこで入手したあるカードを最終局面の前に再び入手して、真のエンディングです』
なつき『周回プレイ前提か』
ユリ『ノベルゲー最大の利点ですね。新たな選択肢が選べるようになって、物語は前回と違う展開になっていきます』
なつき『飽きさせない訳だな』
ユリ『もっとも、この作品の場合は選択肢=カードですからね。それでも一度クリアすると、次回は同じ時間軸の違う物語になります』
なつき『全部クリアする必要があるのか』
ユリ『同時攻略もできますよ。難易度はかなり高くなりますけど』
なつき『だろうな』
ユリ『野球部でわりと厄介な問題が発生してしまいました。それと同時に個人的な知り合いが厄介な相談を持ち掛けてきました。さあどちらも解決しましょう!』
なつき『普通にぶっ倒れそうだ』
ユリ『ゲームオーバーですね』
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