第3回
最寄りの駅で佐倉と別れ、電光掲示板を見る。
帰る方面への電車が数分後だったので、先に改札に入っていった。
今頃は電車の中だろう。
黒羽『・・・』
一方、私の乗る電車までは20分近くある。
ちょうど1本出てしまったところだった。
ただ、これ以上なにか用事がある訳でもない。
駅のホームで缶コーヒーでも飲むかな、と思い改札を入ろうとしたその時だった。
??『待って下さい』
突然、後ろから女の声が聞こえた。
改札機に近付けたICカードを慌てて引っ込める。
黒羽『何か?』
??『すみません、さっき学校?に来てくれた人ですよね?』
黒羽『学校?・・・そういえば』
??『はい。黒獅子高校?の坂上河南乃(さかうえかなの)と申します』
顔、そして声にも覚えがある。
確か、黒獅子高校の受付にいた女だ。
黒羽『先程はどうも・・・』
坂上『いえ・・・』
形式的な挨拶を交わしつつ、女を見てみる。
ブレザーにタイトスカート、黒獅子高校の制服だろうか。
著名なデザイナーでも起用してるのだろうか、高級感のあるデザインだった。
・・・が。
黒羽『・・・』
坂上『?』
先程受付で見た時も印象に残っている少しやつれた目元。
顔色が悪いのを隠す為か、化粧は少し厚めだった。
イベント会場や自分のバイト先なら逆に馴染むかもしれないが、街中ではコスプレにしか見えない。
黒羽『それで、その・・・』
坂上『いきなりすみません。校長?からこちらを御二人に渡すよう言われて』
坂上河南乃と名乗ったコスプレ女が、鞄(ちゃんと学生鞄だった)から封筒を2つ出した。
元々は《社長》と呼んでいたからだろうか、少し違和感を感じているように見える。
帰る方面への電車が数分後だったので、先に改札に入っていった。
今頃は電車の中だろう。
黒羽『・・・』
一方、私の乗る電車までは20分近くある。
ちょうど1本出てしまったところだった。
ただ、これ以上なにか用事がある訳でもない。
駅のホームで缶コーヒーでも飲むかな、と思い改札を入ろうとしたその時だった。
??『待って下さい』
突然、後ろから女の声が聞こえた。
改札機に近付けたICカードを慌てて引っ込める。
黒羽『何か?』
??『すみません、さっき学校?に来てくれた人ですよね?』
黒羽『学校?・・・そういえば』
??『はい。黒獅子高校?の坂上河南乃(さかうえかなの)と申します』
顔、そして声にも覚えがある。
確か、黒獅子高校の受付にいた女だ。
黒羽『先程はどうも・・・』
坂上『いえ・・・』
形式的な挨拶を交わしつつ、女を見てみる。
ブレザーにタイトスカート、黒獅子高校の制服だろうか。
著名なデザイナーでも起用してるのだろうか、高級感のあるデザインだった。
・・・が。
黒羽『・・・』
坂上『?』
先程受付で見た時も印象に残っている少しやつれた目元。
顔色が悪いのを隠す為か、化粧は少し厚めだった。
イベント会場や自分のバイト先なら逆に馴染むかもしれないが、街中ではコスプレにしか見えない。
黒羽『それで、その・・・』
坂上『いきなりすみません。校長?からこちらを御二人に渡すよう言われて』
坂上河南乃と名乗ったコスプレ女が、鞄(ちゃんと学生鞄だった)から封筒を2つ出した。
元々は《社長》と呼んでいたからだろうか、少し違和感を感じているように見える。