第3回
佐倉『まさかここで会うとは奇遇よのぉ、とか言ってたよね』
黒羽『だな・・・』
とりあえず『ご無沙汰してます』と挨拶したが、次に何を話そうか考える前に社長(校長?)はテーブルにあった伝票を掴み部下らしき人物(社長とは違う形のネジのような物が頭に刺さっていた)と共に去っていった。
あの男以外でその可能性がある人物と遭遇したのは初めてだった。
今後どう関わっていくか分からないが、少なくとも今回は(3人分自分が出すつもりだったので)助けられた。
佐倉『ところでさー』
黒羽『ん?』
佐倉『大学から企業チームに応援部派遣するっていうのは結構聞くけど、大学から高校ってあまり聞かないよね?』
黒羽『・・・』
どう答えようか迷う。
おそらく違和感を感じているのだろう。
佐倉『まあ、そういう事もあるのかもしれないね』
黒羽『そうだな・・・』
説明して理解できるとは思えない。
なので勝手に納得してくれて良かった。
佐倉『楓センパイが、今度皆でどっか行こうって。ナコセンパイも入れて4人で』
黒羽『どっかって?』
佐倉『クロちゃんのバイト先でいい?』
黒羽『・・・どうしてそうなる』
佐倉『この前食べたの、すんごく美味しかったから』
そういえば以前、店で余った料理を各々で持ち帰った事があったのを思い出した。
直前でキャンセルが出たのが原因だ。
一人だと食べるにはとても多すぎたので、たまたま連絡がついた佐倉に手伝ってもらった。
黒羽『いや、だけど・・・』
佐倉『“普通の”飲食店なんでしょ?』
確かに“普通の”飲食店だ。
店の女の子の衣装が少し胸元が開き過ぎてたり、その中の一人が店長の娘でまだ高校生だったり、店員や常連客に男関係がだらしなさ過ぎるのがいたり、別の常連客に血を吸うお姉さんがいたりする以外は至って“普通の”飲食店・・・だと思う。
なんか自信が無くなってきた。
とりあえず、店長とその娘が良い人なのは間違いないし、厨房担当のベテラン店員さんも無愛想だが良い人だと思う。
他の店員さんや常連客も・・・まあ色々あるけど良い人だろう、多分。
それより問題なのは・・・
黒羽『知り合いが多すぎるから・・・』
佐倉『バイト先なんだし皆知り合いでしょ?』
黒羽『というか・・・』
佐倉『まあ、いいや。じゃあクロちゃんおすすめの店で』
黒羽『おすすめって・・・そういえば』
以前に“あの男”から教えてもらった店がわりと近くだったのを思い出した。
バイト先に押し掛けられるよりはマシだろう。
確か名前は・・・
佐倉『検索検索・・・うわ、よくそんな店知ってるねー』
黒羽『なんとまあ・・・』
食べ●グの画面を見てみる。
スイーツ中心の店なのだが、やたら飾り付けが派手だった。
ドリンクのグラスにはストローが2本刺さっており、ご丁寧にハートの形に曲げられている。
特注品だろうか。
佐倉『知り合いに聞いたの?』
黒羽『正確には、知り合いの知り合い?』
“あの男”曰く、《パリピな知り合い》という事だった。
会ってみたい気もするが、なんか疲れそうだ。
佐倉『じゃあ今日行ったとこにしよっか。他に試してみたいメニューもあったし』
黒羽『だな』
佐倉『ナコセンパイがクーポン貰ったんだって。校内限定みたい』
黒羽『・・・それを先に言ってくれ』
黒羽『だな・・・』
とりあえず『ご無沙汰してます』と挨拶したが、次に何を話そうか考える前に社長(校長?)はテーブルにあった伝票を掴み部下らしき人物(社長とは違う形のネジのような物が頭に刺さっていた)と共に去っていった。
あの男以外でその可能性がある人物と遭遇したのは初めてだった。
今後どう関わっていくか分からないが、少なくとも今回は(3人分自分が出すつもりだったので)助けられた。
佐倉『ところでさー』
黒羽『ん?』
佐倉『大学から企業チームに応援部派遣するっていうのは結構聞くけど、大学から高校ってあまり聞かないよね?』
黒羽『・・・』
どう答えようか迷う。
おそらく違和感を感じているのだろう。
佐倉『まあ、そういう事もあるのかもしれないね』
黒羽『そうだな・・・』
説明して理解できるとは思えない。
なので勝手に納得してくれて良かった。
佐倉『楓センパイが、今度皆でどっか行こうって。ナコセンパイも入れて4人で』
黒羽『どっかって?』
佐倉『クロちゃんのバイト先でいい?』
黒羽『・・・どうしてそうなる』
佐倉『この前食べたの、すんごく美味しかったから』
そういえば以前、店で余った料理を各々で持ち帰った事があったのを思い出した。
直前でキャンセルが出たのが原因だ。
一人だと食べるにはとても多すぎたので、たまたま連絡がついた佐倉に手伝ってもらった。
黒羽『いや、だけど・・・』
佐倉『“普通の”飲食店なんでしょ?』
確かに“普通の”飲食店だ。
店の女の子の衣装が少し胸元が開き過ぎてたり、その中の一人が店長の娘でまだ高校生だったり、店員や常連客に男関係がだらしなさ過ぎるのがいたり、別の常連客に血を吸うお姉さんがいたりする以外は至って“普通の”飲食店・・・だと思う。
なんか自信が無くなってきた。
とりあえず、店長とその娘が良い人なのは間違いないし、厨房担当のベテラン店員さんも無愛想だが良い人だと思う。
他の店員さんや常連客も・・・まあ色々あるけど良い人だろう、多分。
それより問題なのは・・・
黒羽『知り合いが多すぎるから・・・』
佐倉『バイト先なんだし皆知り合いでしょ?』
黒羽『というか・・・』
佐倉『まあ、いいや。じゃあクロちゃんおすすめの店で』
黒羽『おすすめって・・・そういえば』
以前に“あの男”から教えてもらった店がわりと近くだったのを思い出した。
バイト先に押し掛けられるよりはマシだろう。
確か名前は・・・
佐倉『検索検索・・・うわ、よくそんな店知ってるねー』
黒羽『なんとまあ・・・』
食べ●グの画面を見てみる。
スイーツ中心の店なのだが、やたら飾り付けが派手だった。
ドリンクのグラスにはストローが2本刺さっており、ご丁寧にハートの形に曲げられている。
特注品だろうか。
佐倉『知り合いに聞いたの?』
黒羽『正確には、知り合いの知り合い?』
“あの男”曰く、《パリピな知り合い》という事だった。
会ってみたい気もするが、なんか疲れそうだ。
佐倉『じゃあ今日行ったとこにしよっか。他に試してみたいメニューもあったし』
黒羽『だな』
佐倉『ナコセンパイがクーポン貰ったんだって。校内限定みたい』
黒羽『・・・それを先に言ってくれ』