第3回
事態が動いたのは、それから一週間経ってからだった。
なんでも、船形那古本人から佐倉と湯川に連絡があったらしい。
佐倉『まあ、無事で良かったね』
黒羽『だな』
何かの大会に応援部として参加していたのを、黒獅子重工・・・ではなく黒獅子高校の関係者が目にして、練習に参加しないかとスカウトされたそうだ。
それがまさかここまで騒ぎになっているとは知らず、慌てて連絡を寄越したらしい。
ちなみに船形の家族は(寮に泊まり込みで練習参加している事を)知っているので、捜索願いが出されているような事も無かった。
佐倉『ウチの高校の、なんていうか・・・ちょっとアレな人達がOBを含めて、もの凄い人数で捜してたんだって』
黒羽『・・・そうか』
おそらくそれは、私が《ムラサキ》の一人に連絡したのが原因だろう。
勿論、見つかった事は既に連絡済みだ。
メンバー全員の顔を覚えている訳ではないが、知ってる顔に会ったら御礼を言おう。
佐倉『正直、借金とか男関係で何かあったかなー・・・とも思ってたんだよね』
黒羽『・・・』
考えてた事は同じだったらしい。
そして今は、佐倉と2人で船形那古本人に会ってきた帰りだ。
船形本人よりも、むしろ事の舞台となった黒獅子高校に興味があったので同行させてもらった。
佐倉『学校・・・ってよりは会社みたいだったよね』
黒羽『それは・・・そうだな』
それはそうだろう、と言いかけたのを言い直す。
黒獅子重工、もとい黒獅子高校。
校舎、というより《本社》と呼称する方が相応しい建物に入ってまず目についたのは中の人間の年齢層がバラバラな事だった。
高校生くらいの人間もいるにはいたが、ほとんどが20代~30代、もしくはそれ以上に見えた。
受付の女も、大学生というならともかく高校生には見えなかった。
しばらく寝てないのだろうか、目元がやつれていたのが印象的だった。
なんでも、船形那古本人から佐倉と湯川に連絡があったらしい。
佐倉『まあ、無事で良かったね』
黒羽『だな』
何かの大会に応援部として参加していたのを、黒獅子重工・・・ではなく黒獅子高校の関係者が目にして、練習に参加しないかとスカウトされたそうだ。
それがまさかここまで騒ぎになっているとは知らず、慌てて連絡を寄越したらしい。
ちなみに船形の家族は(寮に泊まり込みで練習参加している事を)知っているので、捜索願いが出されているような事も無かった。
佐倉『ウチの高校の、なんていうか・・・ちょっとアレな人達がOBを含めて、もの凄い人数で捜してたんだって』
黒羽『・・・そうか』
おそらくそれは、私が《ムラサキ》の一人に連絡したのが原因だろう。
勿論、見つかった事は既に連絡済みだ。
メンバー全員の顔を覚えている訳ではないが、知ってる顔に会ったら御礼を言おう。
佐倉『正直、借金とか男関係で何かあったかなー・・・とも思ってたんだよね』
黒羽『・・・』
考えてた事は同じだったらしい。
そして今は、佐倉と2人で船形那古本人に会ってきた帰りだ。
船形本人よりも、むしろ事の舞台となった黒獅子高校に興味があったので同行させてもらった。
佐倉『学校・・・ってよりは会社みたいだったよね』
黒羽『それは・・・そうだな』
それはそうだろう、と言いかけたのを言い直す。
黒獅子重工、もとい黒獅子高校。
校舎、というより《本社》と呼称する方が相応しい建物に入ってまず目についたのは中の人間の年齢層がバラバラな事だった。
高校生くらいの人間もいるにはいたが、ほとんどが20代~30代、もしくはそれ以上に見えた。
受付の女も、大学生というならともかく高校生には見えなかった。
しばらく寝てないのだろうか、目元がやつれていたのが印象的だった。