（次の日・・・）

矢部『おはようでやんす。それは女子サッカーリーグ選手名鑑でやんすね』

●●『うん。昨日あの後、書店を何軒か回って』

矢部『感心したでやんす。オイラの評価が上がったでやんすよ』

●●『そりゃどうも・・・』

？？『アイス抹茶ラテ２つ、お待たせしました。それでは末永くよろしくお願いしまーす』

矢部『ありがとでやんす。とりあえず一息つくでやんすよ』

●●『そうだね。・・・っていうか、さっきの店員さん変な事言ってなかった？』

矢部『次のページをめくってみるでやんす』

●●『選手名鑑？めくったけど・・・』

矢部『左下を見てみるでやんす』

●●『左下・・・あ！』

矢部『そういう事でやんす』

●●『FW、吉成（よしなり）ツグミ・・・選手？ここで働いてるんだ？』

矢部『他にも何人か働いているでやんす。彼女達目当てで来るお客さんも多いでやんすよ。そしてオイラもその一人だったでやんす』

●●『だった？』

矢部『やんす。今までは単なる選手とファンの間柄でやんしたが、これからはスタッフとしてさらにお近づきになれるでやんす～』

●●『矢部君、そういう事言ってると・・・』

静森『おはようございます・・・』

桜橋『・・・』

家山『考えるのは自由だけどさ、口にするのは自重した方が良いんじゃないかなぁ？』

矢部『や、やんす・・・』

●●『（軽蔑の眼差しを隠そうともしない桜橋さんに、やっちまったなー的な表情の家山さん。そして静森さんは絵に描いたようなジト目だ・・・）』