コラボ作品

『まさか・・・妨害が入るとは・・・』

??『大変そうね、手伝いましょうか?』

『!・・・い、いつの間に?あの連中の仲間か?』

??『貴女の言う《連中》が何を指してるのか分からないけど、少なくとも私にとっての《連中》は役に立つわよ・・・貴女の高校と違ってね?』

『高校・・・まさか!?』

??『そこの大きいお友達もじきに目を覚ますわ、じゃあね』

『おい、ちょっと待て!なぜその事を・・・』

『キリ・・・サキ?』

『お、往田!?』

『ドウ・・・シテ』

『大丈夫だ。ちょっとしたイレギュラーがあったが、何とかなった・・・多分』




??『・・・』

??『ひかりちゃん、どうしたの?ぼーっとして?お悩みなら彩理さんにお任せっ。さあ、言ってごらんなさい?』

ひかり『あ、そういうのじゃなくて・・・』

彩理『言ってくれないの?彩理さん悲しい・・・』

ひかり『ああ、えっと・・・恵比留(えびる)高校ってどうなりました?』

彩理『春の優勝高だよね?なんかねー・・・アクシデントがあって、ほとんどのメンバーが入院しちゃったんだって』

ひかり『大変ですね・・・食中毒か何かでしょうか?』

彩理『う~ん、そこまでは分かんない。誠(まこと)も調子が戻ってきたし、ウチも気を付けなきゃね』

ひかり『そうですね。ところで彩理さん』

彩理『なぁに?』

ひかり『ジャージ、新しいのに替えたんですね』

彩理『うん。なんかねー、薬か何かのニオイが付いちゃって』

ひかり『薬・・・ですか』

彩理『調べてもらったけど、おそらく制淫剤ってやつで特に害は無いみたい』

ひかり『セイインザイ?』

彩理『まあ平たく言えば~、エッチな気分になるのを抑えてくれるお薬。ひかりちゃんは大丈夫なの?』

ひかり『いえ、あたしは・・・あれ?』

彩理『どうしたの?』

ひかり『何か思い出せそうなんですけど・・・』

彩理『エッチな事?』

ひかり『ちょっ、彩理さん!』

彩理『ふふ、可愛い~。それじゃあひかりちゃんも、おニューのジャージに着替えちゃいましょう』

ひかり『分かりました。あ、それともう一つ良いですか?』

彩理『なぁに?』

ひかり『彩理さんは、愚痴って聞いてもらいたかったりします?』

彩理『グチ?えー・・・どうしたの、突然?』

ひかり『い、いえ・・・何となく』

彩理『そうだねぇ、たまーーにはあるかな?本当にたまーーーにだけど』

ひかり『そうですか・・・』

彩理『ま、何年かしてお酒が飲めるようになったら聞いてもらおうかな?彩理さん、楽しみにしてるからね』

ひかり『はいっ!』
20/21ページ