コラボ作品
【主人公と幼なじみに聞いた話を思い出す】
クキカワ『で、パズルは解けたのか?』
彼女『全然』
会長さんの手元にある紙を見てみる。
幾つかの名前が、平仮名、片仮名、そしてローマ字で書かれていた。
ハヤカワアオイ
タチバナミズキ
フジノナツキ
ロクドウヒジリ
カヤシマクスハ
いずれも《あちら》の世界の女子プロ野球選手の名前らしい。
さらにその下に
シブサワサユリ
と、やや大きめに書かれていた。
赤や青のボールペンで矢印やアルファベットの羅列が書き加えられ、さらにその上に2本線が引かれている。
クキカワ『そんなに気になるのか?』
彼女『べ、別に・・・。彼とあの娘(幼なじみ)に接触したからとかじゃなくて、少しでも《あちら》の世界の情報が欲しいだけなんだからね?』
オカルト女『ツンデレですね』
クキカワ『だな』
クキカワ『それはともかく、アナグラムという線は薄いんじゃないのか?』
オカルト女『第一、偽名を名乗る必要がありませんし』
会長さんは、主人公君と幼なじみさんが遭遇したという《シブサワサユリ》なる女性が気になるらしい。
彼女『プロ野球選手っていうのが本当なら、ね』
もう1枚の紙を見てみる。
《シブサワサユリ(仮)について》とタイトルが書かれており、その下には
①プロ野球選手(女子リーグではない)
②若い(20代?)
③結構デカい(胸が)
④美人(主人公君がデレデレしてた)
⑤トレーニングウェアを着用していた
みたいな事が延々と書き連ねてある。
いずれも、主人公君と幼なじみさんから聞き出した事だ。
オカルト女『幼なじみさんによれば、《間違いなかった》との事ですけど・・・』
クキカワ『私は実際に見てないから何とも言えないが・・・』
シブサワサユリ、なる女性が河川敷で練習している所に遭遇したらしい。
そして話し掛けた時の反応が
『えーっ、私の事知らないのぉ!?この前勝って一面飾ったのに?もっと頑張らないとダメかなぁ(一部抜粋)』
と言っていたので、(あちらの世界の)女子リーグではないらしい。
彼女『癪に障るわね・・・』
クキカワ『表裏が完全に別人な何処かの暴力女よりは信用できるけどな』
(こちらの世界の)女子リーグも調べてみたが、《シブサワ》という
苗字の選手は一人もいなかった。
《サユリ》という名前の選手は過去に一人いたが、既に退団しておりしかも野手だったらしいので違うだろう。
クキカワ『痛いぞ』
彼女『自業自得よ・・・どうしたの?』
オカルト女『い、いえ・・・』
何となく、今のやり取りに覚えがあった。
彼女『うーん、やっぱり気になるわね・・・』
クキカワ『普通に考えれば、6人目という事だろう?』
オカルト女『間に誰かいる可能性もありますけど・・・』
片仮名で書かれた5人の名前を見てみる。
《ハヤカワアオイ》と《タチバナミズキ》は投手で、独特の変化球を武器に相当な成績を残したらしい。
クキカワ『具体的な数字があればな・・・』
彼女『年棒は幾らくらいだったのかしら?』
その下にある《フジノナツキ》は史上初の野手だったが、怪我の為に1年で引退。
捕手として入団した《ロクドウヒジリ》はチームの選手層が薄かった事もあり、現在も一軍で活躍中らしい。
判断に迷うのが一番下に書かれた《カヤシマクスハ》で、判明している情報はピッチャーという事と同じチームの男子選手とスキャンダルを起こしたという2点だけだった。
オカルト女『だとしても相当な実力者のはずですよね・・・』
クキカワ『蒼河とかあの女(ライバル)には匹敵するだろうな』
彼女『どちらにせよ、一度会ってみたいわね』
他の人の話も聞く
次に進む
クキカワ『で、パズルは解けたのか?』
彼女『全然』
会長さんの手元にある紙を見てみる。
幾つかの名前が、平仮名、片仮名、そしてローマ字で書かれていた。
ハヤカワアオイ
タチバナミズキ
フジノナツキ
ロクドウヒジリ
カヤシマクスハ
いずれも《あちら》の世界の女子プロ野球選手の名前らしい。
さらにその下に
シブサワサユリ
と、やや大きめに書かれていた。
赤や青のボールペンで矢印やアルファベットの羅列が書き加えられ、さらにその上に2本線が引かれている。
クキカワ『そんなに気になるのか?』
彼女『べ、別に・・・。彼とあの娘(幼なじみ)に接触したからとかじゃなくて、少しでも《あちら》の世界の情報が欲しいだけなんだからね?』
オカルト女『ツンデレですね』
クキカワ『だな』
クキカワ『それはともかく、アナグラムという線は薄いんじゃないのか?』
オカルト女『第一、偽名を名乗る必要がありませんし』
会長さんは、主人公君と幼なじみさんが遭遇したという《シブサワサユリ》なる女性が気になるらしい。
彼女『プロ野球選手っていうのが本当なら、ね』
もう1枚の紙を見てみる。
《シブサワサユリ(仮)について》とタイトルが書かれており、その下には
①プロ野球選手(女子リーグではない)
②若い(20代?)
③結構デカい(胸が)
④美人(主人公君がデレデレしてた)
⑤トレーニングウェアを着用していた
みたいな事が延々と書き連ねてある。
いずれも、主人公君と幼なじみさんから聞き出した事だ。
オカルト女『幼なじみさんによれば、《間違いなかった》との事ですけど・・・』
クキカワ『私は実際に見てないから何とも言えないが・・・』
シブサワサユリ、なる女性が河川敷で練習している所に遭遇したらしい。
そして話し掛けた時の反応が
『えーっ、私の事知らないのぉ!?この前勝って一面飾ったのに?もっと頑張らないとダメかなぁ(一部抜粋)』
と言っていたので、(あちらの世界の)女子リーグではないらしい。
彼女『癪に障るわね・・・』
クキカワ『表裏が完全に別人な何処かの暴力女よりは信用できるけどな』
(こちらの世界の)女子リーグも調べてみたが、《シブサワ》という
苗字の選手は一人もいなかった。
《サユリ》という名前の選手は過去に一人いたが、既に退団しておりしかも野手だったらしいので違うだろう。
クキカワ『痛いぞ』
彼女『自業自得よ・・・どうしたの?』
オカルト女『い、いえ・・・』
何となく、今のやり取りに覚えがあった。
彼女『うーん、やっぱり気になるわね・・・』
クキカワ『普通に考えれば、6人目という事だろう?』
オカルト女『間に誰かいる可能性もありますけど・・・』
片仮名で書かれた5人の名前を見てみる。
《ハヤカワアオイ》と《タチバナミズキ》は投手で、独特の変化球を武器に相当な成績を残したらしい。
クキカワ『具体的な数字があればな・・・』
彼女『年棒は幾らくらいだったのかしら?』
その下にある《フジノナツキ》は史上初の野手だったが、怪我の為に1年で引退。
捕手として入団した《ロクドウヒジリ》はチームの選手層が薄かった事もあり、現在も一軍で活躍中らしい。
判断に迷うのが一番下に書かれた《カヤシマクスハ》で、判明している情報はピッチャーという事と同じチームの男子選手とスキャンダルを起こしたという2点だけだった。
オカルト女『だとしても相当な実力者のはずですよね・・・』
クキカワ『蒼河とかあの女(ライバル)には匹敵するだろうな』
彼女『どちらにせよ、一度会ってみたいわね』
他の人の話も聞く
次に進む