ばきメモ2、ばきメモスタジアム

なんと彼女は柔道着姿だった。
これはもしかして誘っているのだろうか?
ベッドの上で寝技を・・・

抱きしめる
土下座



愛があれば言葉なんかいらない。
それ以前に、もう我慢できない!
そう思ったオレは、彼女を抱き寄せようとして・・・

『甘いわ・・・ね!』

次の瞬間、地面に叩き付けられた。
見事な一本背負いだった。

薄れゆく意識の中でオレは思った。
確かに彼女は柔道部には所属していない。
しかし、助っ人として参加した事はある。
そして、見事な5人抜きを決めていたと・・・

次へ(敗北エンド)
リトライ



どんなスポーツでもそれなりに上手くこなせる人間というのは存在する。
しかし、彼女の場合は明らかに《それなり》のレベルを超えていた。
各種武道に関しても同様だろう。

しかも、ここは畳ではなく硬い地面。
寝技ならともかく、仮に投げられでもしたら目も当てられない。
それに・・・さっきの寝技云々を想像したせいで、今のオレに素早く動く事は不可能だった。

『・・・え、何?』

だからオレは、その場にひざまずいて土下座した。
みっともないとか言っていられる状況では無い。
地面に叩き付けられるよりは数百倍マシだ。

『ちょっと・・・止めてよ、こんな所で!』

彼女が慌てふためいている。
周囲にギャラリーがいるのも計算の内だ。

『もう・・・分かったわよ』

彼女の手が差し延べられる。
こうしてオレは、無事にバトルを切り抜ける事ができた。

後日、彼女に柔道着姿をリクエストしてみた。
2発程殴られはしたが、それでも着てくれた。

次へ(勝利エンド)
リトライ
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