クキカワ『・・・』

ペットボトルのお茶を一気に飲み干し、ようやく一息付く。
部屋に帰ってすぐに化粧を落とし、鏡を見てみた。
似てはいたが、やはり違う。
何が違うかと言われると上手く説明できないが、違う事には違いない。
そう思いたかった。

クキカワ『・・・』

部屋の隅に置かれた空のギターケースを見てみる。
立場を偽装する目的で買った物だが、最近は面倒なので持ち歩いていない。
だが、そろそろ次の部屋を考えなければいけないだろう。
ノートパソコンで不動産のサイトを見ようとした、その時だった。

クキカワ『・・・む？』

携帯電話が鳴り出した。
どうやら着信が入ったようだ。
画面に表示されていた名前は・・・

【選択肢】
⇒ライバル
　彼女(チート女)
　オカルト電波少女