ウミ『ユリちゃん、やっぱりセーラーは止めた方が良いんじゃないかな？』
ユリ『そうですか？』
ウミ『うん。そういうの見て、変な気起こしちゃう人もいそうだし』
ユリ『うーん・・・』

みわ『でも、ユリちゃんがそういう事されたって話は一回も聞かないわね』
なつき『そういえばそうだな。見てくれだけはマトモなのに』
ユリ『《だけ》って・・・』
ウミ『私なんか、できるだけ地味な格好にしてたんだけど、それでも何回か・・・』

ユリ『うーん・・・私の場合、何となく分かるんですよ』
ウミ『何となくって？』
なつき『ああ・・・コイツ触ろうとしてるな、とか？』
ユリ『はい・・・。無意識になんですけど』
みわ『そういえば時々、あれっ？と思う歩き方をしたりするわね』
ウミ『良いなー、それ・・・』

ユリ『どうしても近くを通らなければいけない時は、できるだけその人に背後を見せないような感じで・・・』
ウミ『ああ、なるほどね。基本、触ってくるのお尻だもんね』
ユリ『はい。前からっていうのは、滅多にないですからね。例えば、こんな風に・・・イタッ！』

ウミ『おお、実に見事なツッコミ・・・』
ユリ『グスン・・・毎度の事ながら痛い』
みわ『なっちゃん、今日はいつもと違うの着てるわね』
なつき『クリーニング中でな。今日着ているのは大学時代に買った物だ』
ユリ『だからこんなにエロ・・・じゃなくて、キツキツなんですね』
なつき『・・・エロ言うな』
ユリ『でも明らかに、いつも以上に視線集めてましたよ？用も無いのに、ずっと後ろを歩いてる人も何人かいましたし。まあ、私もですけど』
なつき『・・・』

ウミ『そんなにヤバイの？』
ユリ『はい。ちょっと先生、立ち上がってもらえますか？』
なつき『あ、ああ・・・』
ユリ『そして後ろを向いて下さい』
なつき『こ、こうか？』
ウミ『うわ、エロ・・・』
みわ『あらら、ピッチピッチじゃない』
ユリ『・・・ね？』
なつき『・・・』
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