6~10

ユリ『記念すべき10回目を迎えました《レンレン★カフェ》。今夜は先生に店長、そして特別ゲストのウミちゃんを加えた4人で《MIWA》からお送りしてます』
ウミ『この店、私がいた時のまんまだね』
みわ『そうね、内装はほとんど変えてないわね』
なつき『改めて見ると、結構広いな。カウンターの他にソファ席もあるし』

ウミ『スロットマシン懐かしいなー・・・うわ、この木馬まだあったんだ』
みわ『つぶらな瞳をしてるでしょ?捨てるに捨てられなくてね・・・』
なつき『乗る所は尖ってるけどな』
ユリ『確か、前の店からそのまま引き継いだんですよね』
みわ『少しだけ動かしたりはしたけど・・・基本的な配置は変えてないわね』
なつき『前の店って・・・まあ、大体想像は付くけど』

ウミ『ところでユリちゃん、相変わらずその格好で働いてるの?』
ユリ『はい。学校が休みの日は私服ですけど、基本的にコレ(セーラー服)にエプロンです』
ウミ『この人なんかパッツンパッツンのスーツ着てるし、何かホントにそういう店みたいだね』
なつき『そうだな・・・って、おい!』

ウミ『アハハハ・・・。でも同じ女として、純粋にうらやましいです』
なつき『そ、そうか?』
ユリ『よかったら試しに触って・・・アタッ!』
ウミ『そういえばあの娘も・・・いえ、何でも無いです』

みわ『エプロン無しの方がお客さん喜ぶかしら?』
なつき『いや、シャレにならないから・・・』
ウミ『セーラー服の女の子いますよー、って?』
ユリ『良いですねー。ぜひ行ってみたいですねー』
なつき『・・・そっちかよ』
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