ユリ『痛い・・・』
なつき『・・・ったく』
ユリ『・・・でも、やつれてたのがツヤツヤになりました』
なつき『・・・それは良かったな』

ユリ『はい。ところで先日、部室で先生の胸を触っちゃった人いるじゃないですか』
なつき『ああ・・・アイツか。向こうも必死に謝ってきたし、延岡の時と違っていわば事故だったからな』
ユリ『そうですね。ああうらやましい、むしろ私が・・・じゃなくて、あの後大変だったみたいですよ』
なつき『・・・』
ユリ『見るに見かねて、宗君がトイレに行くようこっそり耳打ちしたみたいです』
なつき『・・・』
ユリ『そしてその後は』
なつき『・・・それ以上言わんでいい。で、ユリ』
ユリ『何でしょう？』
なつき『着替えの時、私やマネージャーをチラチラ見るのは止めろ』
ユリ『じゃあガン見で』
なつき『なお悪いわ！』
ユリ『ダメ？』
なつき『ダメ』

ユリ『日常の事とか気さくに話しかけるつもりで見てるんだけどな～・・・』
なつき『・・・』
ユリ『ちなみに、ネタバレになっちゃうんですけど・・・私がこうなったのにも、一応理由があります』
なつき『名前が《ユリ》だから、じゃなくて？』
ユリ『・・・それはあくまで偶然(という設定)です。詳しくは本編で明らかになるかもしれませんし、明らかにならないかもしれません』
なつき『何だそりゃ・・・』

ユリ『と、いう訳で先生。これからもよろしくお願いします』
なつき『・・・嫌なよろしくだな』
ユリ『ちなみにですね、《これ可愛いね～。何処で買ったの～？》って感じで話しかければ、ガン見しても不自然に思われません。先生もお試しあれ』
なつき『《お試しあれ》って・・・』
ユリ『興味無いんですか？』
なつき『無い』
ユリ『今日だって、あんな過激なの着けているのにですか？合宿の時の水着といい・・・』
なつき『・・・黒歴史だ』
ユリ『黒だけに？』
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