6~10

ユリ『痛い・・・』
なつき『・・・手をワキワキさせるな。あとヨダレを拭け』
ユリ『うう・・・』
なつき『やけに慌てていたみたいだけど、何か心当たりでもあるのか?』
ユリ『いえいえ、全く・・・そうだ、先生寒いって言ってましたよね。エアコンの温度上げておきますね』

なつき『それは有り難いが・・・どうして新年なのに、こんな衣装なんだ?』
ユリ『似合ってますよ~、サンタクロースの衣装』
なつき『そういうオマエはトナカイか。普通、新年っていったら晴れ着じゃないのか?』
ユリ『まあ、確かにそうなんですけど・・・実家帰った時にそういうの着て延々挨拶廻りさせられたので、しばらくは着たくありませーん・・・』

なつき『ま、まあ晴れ着じゃないのは置いといて・・・どうしてこのサンタ、上だけなんだ?』
ユリ『ミニスカサンタですよ、ミニスカサンタ』
なつき『いや・・・下手したら見えるだろ』
ユリ『それが良いんです!』
なつき『・・・せめてタイツ履かせてくれ。スースーしてかなわん』
ユリ『それじゃあ、意味無いですって』
なつき『だったらオマエの衣装(トナカイ)と交換してくれ』
ユリ『嫌ですよ、そんな破廉恥なの・・・イタッ!』
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