6~10

ユリ『・・・痛い』
なつき『ったく・・・。ほら、アンタもボタンちゃんと着けて』
翡翠『うう・・・騙される所でした・・・』

ユリ『グスン・・・それでは本日のゲスト、山科翡翠さんについて御紹介しまーす・・・』
なつき『遥と同じく、女子リーグに所属しているんだよな?』
翡翠『そうですね。チームも同じですので、色々お世話になっています』
ユリ『えっと・・・ポジションはピッチャーで左投左打。将来的にはNPB入りを目指しています』
なつき『なるほどな・・・』
ユリ『元々は左の速球派という触れ込みでしたけど、ある人との出会いから変則的な投球スタイルに変えていく事となります』
なつき『タコ焼き持ってきて、全部自分で食べちゃった人だろ?』
翡翠『不潔で下品で口煩くてデリカシーが全く無い人です・・・』
なつき『・・・』

ユリ『確か、山科さんには探している人がいるんですよね?』
翡翠『はい。女の人で、歳は私とあまり変わらなかったと思います』
なつき『どんな感じの?』
翡翠『そうですね・・・背は私よりも低くて、髪型は栗色のショートでしたね』
ユリ『うわぁ、ぜひお会いしてみたいですね~』
なつき『・・・』
翡翠『あの・・・もし見つけても、変な事はしないで下さいね?』

ユリ『変な事って、例えば・・・こういう事ですか?』
翡翠『あれ、いない・・・ひゃっ!?いつの間に後ろに・・・んん!』
ユリ『うーん・・・柔らかい~、癒される~』
翡翠『んん・・・ああっ!』
ユリ『先生のよりも、何となく若々しい感じが・・・アダッ!』
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