ユリ『痛い・・・』
なつき『十分酷いわ！』
ユリ『うう・・・良かったじゃないですか～。男友達にも先生の良さを分かってもらって・・・アタッ！』
なつき『思い出させるなっ！！』

ユリ『のっけから２発も叩かれたぁ・・・』
なつき『・・・ったく』
ユリ『グスン・・・で、その後はどうなりました？』
なつき『その後って・・・男友達？』
ユリ『はい』
なつき『どうやらネット上では、私がプロ野球を引退した後にグラビアアイドルをやってるって事になっているらしい』
ユリ『ああ、そういえば・・・』
なつき『・・・とりあえず、週刊誌のグラビアに出た事があるとだけ言っておいた』
ユリ『そして今度、写真集が出ますからよろしくお願いしますと・・・イタッ！』

なつき『何がよろしくお願いしますだ！そもそも、出して良いなんて言った覚えは無い』
ユリ『グスン・・・あんな男の人を喜ばせる為だけの水着を着てたのに？』
なつき『・・・喜ばせる言うな』
ユリ『じゃあそれ以外に、何の目的があるって言うんですか？』
なつき『それは・・・ほら、水の抵抗を軽減するっていうか・・・』
ユリ『凹凸を無くすどころか一部分を申し訳程度に隠しただけで、何も着けていないのと大して変わらないんじゃないですか？』
なつき『・・・』
ユリ『下も下で凄かったですよね～。思い出すだけでもう・・・』
なつき『うう・・・とりあえずヨダレ拭け』

ユリ『(ヨダレを拭きながら)まあ私はともかくとして、男子は大変だったみたいですよ？何が大変だったかと言うと・・・』
なつき『言わんで良い』
ユリ『思春期真っ只中の男子高校生に、アレはキッツいですよねー』
なつき『・・・』
ユリ『ああ、男の人って大変だな・・・ってユリはつくづく思いました』
なつき『うう・・・』

ユリ『まあ、私は私であの後少し大変でしたけどね』
なつき『何かあったのか？』
ユリ『いや・・・ほら、合宿とか修学旅行って距離を縮めるチャンスじゃないですか？』
なつき『距離？』
ユリ『・・・要は、男と女ですよ』
なつき『ああ、なるほど・・・』
ユリ『マネージャーの中には、意中の人が同じ部活の中にいる娘もいるんですよ』
なつき『・・・それで？』
ユリ『前に皆で水着を買いに行った時、その娘には少し大胆なのを選んであげたんです』
なつき『・・・』
ユリ『後は、できる限りお目当ての人に近付いて・・・』

なつき『やり方はアレだが・・・で、どうなった？』
ユリ『誰かさんがもの凄～い水着を着てきたせいで、注目がほとんどそっちに行っちゃって・・・』
なつき『う・・・』
ユリ『そのお目当ての部員も、その人ばっかり見ていたそうです』
なつき『・・・』
ユリ『前もそうですけど、後ろもほとんどヒモでしたからね～』
なつき『・・・で、誰なんだ？そのマネージャーっていうのは』
ユリ『ええとですね・・・』
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