6~10

ユリ『痛い・・・』
なつき『・・・じゃあ、勝手に人のベッドで寝ていたオマエが手に持ってたのは?』
ユリ『ああ・・・あのこっ恥ずかしい黒いのですか?その辺に落ちてましたよ』
なつき『・・・』
ユリ『整理整頓しましょうね?』
なつき『・・・はい』

ユリ『えっと・・・あったあった、ゴホン・・・この番組は《おばちゃんラーメン》と《玩多堂》の提供でお送りしまーす』
なつき『うーん・・・』
ユリ『どうかしました?』
なつき『気のせいかもしれないが、毎回一ランクずつ下がってるような気が・・・』
ユリ『確かにそうかもしれませんけど、Cランクの中では優良企業ですよ?』
なつき『まあ、確かにな』
ユリ『ラーメン無料券、ありますけど・・・』
なつき『お、良いねぇ。5枚綴りで、期限は・・・ゲ、たったの一ヶ月かよ』
ユリ『味玉とか麺大盛りは別料金みたいですね』
なつき『ケチくさ~』

ユリ『がめついなぁ・・・』
なつき『仕方ないだろ』
ユリ『あんな下着履いてるのに?』
なつき『・・・ほっといてくれ』
ユリ『そうだ、良い事思い付きました』
なつき『・・・何?』
ユリ『対戦相手のベンチ近くに、先生の下着をわざと置いておきます』
なつき『・・・』
ユリ『そして、私かマネージャーが《すみませーん、ウチの監督の下着落ちてませんでしたかー?》と相手ベンチ前まで行きます』
なつき『・・・』
ユリ『全員の注目を集めた所で《ああ、見つかって良かったぁ・・・監督の下着》と、下着を拾い上げながら言います』
なつき『・・・』
ユリ『さらに《あ、そういえば今日も同じの着けてたなぁ・・・ごめんなさい、何でも無いです》とでも付け加えれば、相手は試合どころじゃなくなるハズです』
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