25~29

(さらに次の週)
白島『さ、今日も頑張ろう!』
水華『監督の期待に応えなくちゃ、ね?』
●●『う、うん・・・(何か怖いな)』
白島『ところでさー、●●君って今どこに住んでるの?』
水華『確か、一年間の交換留学って事だったわね。学生寮?』
●●『いや・・・今、住んでるのは』
白島『住んでるのは?』
●●『あの建物』
水華『あっちの方向にあるのって・・・』
須辺戸『このエリア一帯で最も高級なリゾートホテルだね~』
●●『学生寮が満室だったらしくて・・・って白島さん?スマホ出してどうしたの?』
白島『LI●EのID教えて。今度遊び行って良い?』
水華『あ、私も』

白島『ホームバーとかない?』
●●『さすがにそこまでは・・・』
水華『でも広いんでしょ?』
矢部『もちろんでやんす。スイートルームでやんすよ』
白島『スイートルームかぁ・・・って、どうして矢部君が知ってるの?』
矢部『この前遊びに行ったでやんす。テレビも驚きのサイズだったでやんすよ』
白島『・・・』
水華『・・・』
須辺戸『汚らわしい物を見るような視線だね~』
●●『いや、その・・・』

白島『まあ、冗談だけど・・・』
水華『う、うん・・・』
●●『そのうち皆で来なよ』
白島『あ、ありがと・・・』
矢部『オイラがエスコートするでやんす』
水華『楽しみにしておくわ・・・それと、これも』
白島『私も。これで6枚?』
●●『うん。預かったよ』
黒羽『・・・』
須辺戸『どうしたの~?』
黒羽『いや・・・』

白島『それにしてもスイートルームかぁ・・・』
●●『ゴミ出しとかは自分でやってるからね』
水華『掃除は?』
●●『週一くらいで担当の人が来るみたい。貴重品はセーフティボックスに預けるように言われてる』
白島『でも良いなぁ・・・』
水華『束の間とは言えセレブ生活でしょう?』
白島『私達庶民には無縁の話だね・・・』
水華『世の中不公平ね・・・』
懸花『おい、強欲女ども』
白島『理不尽だね~・・・あ、何よ?』
水華『いっそ金持ちの男でも捕まえて・・・そうだ、貴方の店って売上は』
懸花『知らねえよ・・・つか、呼んでるぞ』
亜麻里『あの・・・よろしいでしょうか?』
白島『え?あ・・・すぐに集合かけますっ!』
水華『な、何なりとお申し付け下さいっ!』
●●『(この変わりよう・・・)』
黒羽『何度見ても気味悪いな・・・』
須辺戸『ん、何か言った~?』
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