25~29

(3回目の練習終了後)
家山『全然ダメ!もっと最初の動き出しを・・・』
●●『(三保、結構キャプテンが板に付いてきたな。って、オレも副キャプテンとしてちゃんとサポートしないと)』
家山『ちゃんと見てて。いい?グラブの出し方は・・・』
桜橋『ゴメン、ちょっといい?』
家山『音羽?どうしたの?』
桜橋『●●君、職員室に』
●●『オレ?』
桜橋『うん。至急だって』
●●『分かった、行ってくるよ』
家山『ごゆっくり~・・・休憩にしよっか?』
桜橋『うん』

(そして・・・)
桜橋『あ、やっと戻ってきた』
家山『遅~い!・・・ひょっとして、何かやらかした?』
●●『ああ、えっと・・・』
家山『え・・・本当に?』
●●『とりあえず、2人だけ良い?』
桜橋『うん』
家山『分かった・・・他の皆は続けててー!』

(部室へ移動)
桜橋『・・・転校?』
家山『この資料を見る限り、来年の夏までみたいだね。交換留学生ってやつかな?』
●●『うん。そう言われた』
桜橋『パラダイスガーデン高校・・・随分派手な外見だね。私は無理かな』
家山『そう?こういう雰囲気もちょっと憧れちゃうな』
桜橋『そ、それに・・・今から転校したら秋の大会は無理なんじゃない?』
●●『聞いてみたんだけど、夏は大丈夫みたい。今年の夏はベスト4だったって』
家山『つまり準決勝?甲子園ワンチャンあるって事か・・・良いなぁ』
桜橋『三保?』

家山『ま、まあ・・・私は茶摘高校のキャプテンだからね。で、●●はどうするの?』
●●『うん、受けようと思ってる。副キャプテンを拝命したばかりで申し訳ないけど・・・』
家山『環境変えてみるのも良いと思うよ。プロ野球選手、目指してるんでしょ?』
桜橋『そういえば、そんな事も言ってたわね。やるだけやってみれば?』
●●『うん、返事してくるよ!』
(主人公、走り去る)
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