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ユリ『痛い・・・』
なつき『上手いこと言ったつもりか』
ユリ『グスン・・・2ページ連続です』

なつき『ったく・・・で、他は?』
ユリ『うう・・・そうですね、救助人数が1~4人だと大会には出場できます。しかし、水華ちゃんは諸事情あってメンバーには加わりません』
なつき『停学くらってるだけだろ』
ユリ『まあ、そこはご想像にお任せしますと・・・』
なつき『骨抜きにされた部員は?』
ユリ『とりあえず出場はできますが、能力ダウン+絶不調固定です』
なつき『キッツいな・・・』
ユリ『水華ちゃんの侵略率が半分以下なら能力アップ+経験点が獲得できますが、半分以上だと能力大幅ダウンのペナルティです』
なつき『まんま円卓の限定シナリオじゃないか』

ユリ『そして5人全員を救助した場合ですが、夏の大会を前にして水華ちゃんが部員達に責められる事になります』
なつき『まあ、そうなるわな』
ユリ『中には《オレだけだと思っていたよ・・・》と泣く部員もいて、かなりカオスな状態です』
なつき『私がそこの監督なら、間違いなく辞めてるな』
ユリ『水華ちゃんも自ら野球部を去る事を申し出ているその時、主人公がある事に気付きます』
なつき『ある事?』
ユリ『見慣れない空のボトルが置いてあります。それを主人公が指摘したという前提で御覧下さい』



モブ『このボトル?そこの隙間に落ちてたぜ。半分くらい中身出てたけど、すげぇ臭いしてたから洗っちゃった』
●●『そんなに臭かった?』
モブ『ああ、オレ嗅覚だけは普通じゃないから。人呼んで犬の』
矢部『やんすーーー!?』
●●『矢部君?』
矢部『オ・・・オ・・・オイラのスーパーモテモテ香水がーーーでやんすーーー!!』
●●『スーパーモテモテ香水!?』
矢部『ウッ・・・グスッ・・・街で怪しい人から買ったでやんす・・・』
●●『(・・・買うなよ)』
矢部『置いておいたら、いつの間にか無くなったでやんす』
●●『(置いておくなよ・・・ん?そういえば・・・)』
矢部『モテたかったでやんす・・・』
●●『ねえ、水華ちゃん』
水華『・・・何?もう用は無いでしょ?』
●●『水華ちゃんって、嗅覚強い?』
水華『どうかな?そういえば、あの変なニオイしないわね』
●●『(やっぱり・・・)』
矢部『これさえあればダイジョーブ、って言われたでやんす・・・』
●●『それ、いつから?』
水華『例の練習試合の後、●●君と・・・その後すぐ忘れ物した事に気付いて、もう一度部室に戻った時だったかな?』
●●『(そういえば何か落ちる音がしたけど)』
矢部『ダイジョーブじゃなかったでやんす・・・』
水華『何か変な気分になっちゃって・・・』
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