ユリ『痛い・・・』
なつき『大変なのはオマエの頭の中だ』
ユリ『グスン・・・』

なつき『そもそも、監督が黙っちゃいないだろ』
ユリ『うう・・・では特殊ルートが発生しない高校以外に、監督が共通キャラでない高校も除外ですね。太平楽にあかつき、それとアンドロメダ』
なつき『モブなら良いのか』
ユリ『実は既に骨抜きにされてるという設定で』
なつき『ダメじゃん・・・』
ユリ『デフォでマネージャー以外の女子部員がいる鳴響も難しいかもしれませんね。
《先生、負けちゃダメですよ？そうだ、良いこと思い付きました！色仕掛けに負けないようにまず私と・・・》
みたいな展開もユリ的には見てみたいですが』
なつき『どうしてそうなる？そもそもマネージャーだっているだろうに』
ユリ『デッキにセットしないので助力には期待できません・・・というのはあまりにメタなので、こうしましょう。最初に部室で目撃されますよね？』
なつき『モブ部員が出てくるやつか』
ユリ『実はその時にこっそり撮影していました。そして一番最初に骨抜きにされたのは、その部員です。つまり・・・』
なつき『画像にしろ動画にしろ、既にスイカ女の手に落ちた訳か』
ユリ『なので後は』
なつき『やりたい放題だな』

ユリ『円卓高校の期間限定シナリオって、夏の大会前の時点で侵略率がどのくらいかでその後の展開が変わります。半分以下だと稼いだポイントが大幅に減らされてしまいます』
なつき『侵略を阻止できなかった、って事か』
ユリ『そうですね。逆に90%を超えてるとエピローグの展開が変わります』
なつき『完全勝利だな』

ユリ『それにちなんで、この《色欲》シナリオでもエピローグを考えてみました。まずはデッキのイベキャラを１人も救えなかったパターンです』
なつき『いきなりそれかい』
ユリ『主人公と矢部さんの奮闘空しく、次々と水華ちゃんに骨抜きにされてしまう野球部員達。そしてとうとう矢部さんまでもが・・・』
なつき『矢部は最後まで残るのか』
ユリ『はい。なので矢部さんをセットすると、要救助者が一人減りますので最悪のエンドだけは回避できます』
なつき『で、主人公も食われてゲームオーバーか』
ユリ『そうですね。水華ちゃんから、今までの事を謝りたいと人気の無い所に呼ばれますが・・・』
なつき『もちろんそんな気は』
ユリ『全くありません。あらかじめ仕掛けておいた罠によって身動きがとれなくなって、強制的に大人の階段を昇らされます。夢が叶った瞬間ですね』

なつき『夢って・・・甲子園は？』
ユリ『部員全員がそんな状態でまともに試合ができるはずもなく、自動的に１回戦負けで終了。スカウト評価もゼロになってしまいます』
なつき『そりゃスカウトも失望するわな』
ユリ『一応選手登録はできますけど、弾道が上がる以外全ての能力は半減されてしまいます』
なつき『弾道は上がるんかい』
ユリ『大人の階段を昇った代わりに、野球人生は転落してしまいましたね★』
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