25~29

ユリ『5回目までのデートについては、そのうち考えてみようと思います。最後には生スイカを・・・とまではいきませんが、セーター越しのスイカを召し上がれっ★』
なつき『・・・』
ユリ『まあ不可抗力なんですけど』
なつき『ラッキースケベというやつか』
ユリ『さっすが先生♪』
なつき『何回か被害に遭ってるからな。私にとっちゃアンラッキーだ』
ユリ『弾道指導ですよ、先生』
なつき『・・・』

ユリ『そして大本命、特殊ルート②《嫉妬》ですね。まさしく夢いっぱいのルートです』
なつき『夢は夢でも悪夢だな』
ユリ『このルートですが、主人公に彼女ができました。そして待望の初デートを済ませ浮かれていたある日、同じ野球部の女子部員である水華ちゃんから呼び出されます』
なつき『そして衝撃の展開だ』
ユリ『私にとっては至福の展開ですが・・・まあ、主人公にとっては《金縛り》になる程の《大番狂わせ》なのでしょうね』
なつき『デートの回数が中途半端で終わると、泥沼の展開になるんだよな?』
ユリ『ユリ的にはここからが本番ですけど、残念ながらこれで終了となります。結末は3パターンありまして、まず1つ目が主人公に謝罪し全て解決する展開です』
なつき『スイカ女自身もどうすれば良いのか分からなかった、と』
ユリ『もう1つは水華ちゃんがその女の子に本気になってしまう展開。三角関係ですね。最高です』
なつき『最低だ・・・』

ユリ『最後の1つはデートの選択肢、もしくはエピローグで別れる必要があります。さすがに水華ちゃんも罪悪感を感じています』
なつき『自分のせいでこうなったかもしれないと』
ユリ『意を決して謝罪する水華ちゃんに軽口で返す主人公。悪口の応酬だったのが、気が付いたときには本気の喧嘩になっていました』
なつき『少年マンガみたいな展開だな』
ユリ『その後の展開も含めて、ですね』
6 / 24
43/89ページ