21~24
●●『えっと、こんな感じ?』
水華『うーん・・・今一つかな?もう少し・・・』
●●『こう?』
水華『ごめん・・・また今度にしよっか』
●●『うん・・・』
(グラウンドから部室へ)
矢部『やっと戻ってきたでやんす』
●●『矢部君?』
矢部『とっておきの朗報でやんす!それを伝えたくて、オイラ待っていたでやんす』
水華『朗報?』
矢部『なんとなんと、超格安で甲子園を観に行けるでやんす!』
●●『甲子園って、春の?』
矢部『やんす。夏に向けてイメージを膨らますでやんす』
水華『でも・・・』
矢部『ウチの部員に、甲子園の近くでホテルを経営している親戚がいるでやんす!さらにバス会社を(中略)もちろん校長も承諾済みでやんすよ』
●●『(なんてご都合主義な・・・)』
水華『ごめん矢部君。私、遠慮しておく』
●●『え・・・?』
矢部『やんす?』
(次の日)
●●『おはよう水華さん』
水華『・・・おはよう』
●●『・・・』
水華『・・・』
●●『(他に誰もいないし、昨日の事を聞いてみるか)』
(選択肢)
●●『野球・・・実は、あまり好きじゃない?』
水華『・・・!』
●●『(って、オレはなんて事を!いくら何でも同じ野球部員に対して・・・)』
水華『そう・・・だね。好きか嫌いかって言われれば、嫌い・・・かな』
●●『(謝らなきゃ・・・って、えーっ!?でも、だったら・・・)』
水華『次の質問にも答えてあげるね。《たまたま上手くできて》《なんとなく続いてるから》・・・かな?』
●●『えっと・・・』
水華『高校では続ける予定無かったんだけど、色んなとこから誘われて。あと、クラス委員も・・・結局手伝ったりしてるけど』
●●『・・・』
水華『さらには何人、いや何十人かな。付き合ってくれって。同級生、先輩、それと先生』
●●『(いやいや、最後のはアカンだろ)』
水華『最初は適当に理由を考えてたんだけど、ある時に《部活がそういうの禁止だから》っていったら納得してくれて。それで、他行って一から覚えるよりはいいかなって』
●●『(って、男避け?)』
【主人公に彼女がいる】
●●『(って、男避け?いや、でも・・・)』
水華『知ってるよ?あまり目立たないようにしてくれると、ありがたい・・・かな』
●●『う、うん・・・(目が笑ってない)』
【主人公に彼女がいて二股以上】
●●『(って、男避け?いや、でも・・・)』
水華『その事だけど、個人的にはすっごく軽蔑してるよ?私がどうこう言う資格は無いけど・・・』
●●『う、うん・・・(汚い物を見るような目だ・・・)』
水華『話を戻すね。嫌いな理由だけど、中学最後の試合で私のせいで負けちゃって』
●●『・・・』
水華『皆は慰めてくれたけど、私の中の気持ちがサーッと醒めてきちゃって。甲子園に行くための大会でも、誰かが私みたいな思いをしてると思うと何だか・・・』
●●『そっか・・・』
水華『今の、他の人は言わないでね』
●●『だったらさ』
水華『え?』
●●『その気持ちを取り戻してみない?オレと一緒に』
水華『えっと・・・気持ちは嬉しいんだけど・・・』
●●『野球、好きじゃない?』
水華『うん・・・』
●●『あんなに的確なアドバイスをくれたり練習に付き合ったりしてくれてる水華さんが、ホントに野球を好きじゃないとは思えないんだよね』
水華『あれは・・・下手過ぎて、見るに堪えなかったから』
●●『(水華さんって、実はかなり毒舌?)』
水華『でも・・・分かった』
●●『え?』
水華『夏が終わるまでは・・・頑張ってみる』
●●『水華さん!』
水華『行こう・・・昨日の続き、するから』
水華『(退屈は・・・しなさそうだし)』
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水華『うーん・・・今一つかな?もう少し・・・』
●●『こう?』
水華『ごめん・・・また今度にしよっか』
●●『うん・・・』
(グラウンドから部室へ)
矢部『やっと戻ってきたでやんす』
●●『矢部君?』
矢部『とっておきの朗報でやんす!それを伝えたくて、オイラ待っていたでやんす』
水華『朗報?』
矢部『なんとなんと、超格安で甲子園を観に行けるでやんす!』
●●『甲子園って、春の?』
矢部『やんす。夏に向けてイメージを膨らますでやんす』
水華『でも・・・』
矢部『ウチの部員に、甲子園の近くでホテルを経営している親戚がいるでやんす!さらにバス会社を(中略)もちろん校長も承諾済みでやんすよ』
●●『(なんてご都合主義な・・・)』
水華『ごめん矢部君。私、遠慮しておく』
●●『え・・・?』
矢部『やんす?』
(次の日)
●●『おはよう水華さん』
水華『・・・おはよう』
●●『・・・』
水華『・・・』
●●『(他に誰もいないし、昨日の事を聞いてみるか)』
(選択肢)
●●『野球・・・実は、あまり好きじゃない?』
水華『・・・!』
●●『(って、オレはなんて事を!いくら何でも同じ野球部員に対して・・・)』
水華『そう・・・だね。好きか嫌いかって言われれば、嫌い・・・かな』
●●『(謝らなきゃ・・・って、えーっ!?でも、だったら・・・)』
水華『次の質問にも答えてあげるね。《たまたま上手くできて》《なんとなく続いてるから》・・・かな?』
●●『えっと・・・』
水華『高校では続ける予定無かったんだけど、色んなとこから誘われて。あと、クラス委員も・・・結局手伝ったりしてるけど』
●●『・・・』
水華『さらには何人、いや何十人かな。付き合ってくれって。同級生、先輩、それと先生』
●●『(いやいや、最後のはアカンだろ)』
水華『最初は適当に理由を考えてたんだけど、ある時に《部活がそういうの禁止だから》っていったら納得してくれて。それで、他行って一から覚えるよりはいいかなって』
●●『(って、男避け?)』
【主人公に彼女がいる】
●●『(って、男避け?いや、でも・・・)』
水華『知ってるよ?あまり目立たないようにしてくれると、ありがたい・・・かな』
●●『う、うん・・・(目が笑ってない)』
【主人公に彼女がいて二股以上】
●●『(って、男避け?いや、でも・・・)』
水華『その事だけど、個人的にはすっごく軽蔑してるよ?私がどうこう言う資格は無いけど・・・』
●●『う、うん・・・(汚い物を見るような目だ・・・)』
水華『話を戻すね。嫌いな理由だけど、中学最後の試合で私のせいで負けちゃって』
●●『・・・』
水華『皆は慰めてくれたけど、私の中の気持ちがサーッと醒めてきちゃって。甲子園に行くための大会でも、誰かが私みたいな思いをしてると思うと何だか・・・』
●●『そっか・・・』
水華『今の、他の人は言わないでね』
●●『だったらさ』
水華『え?』
●●『その気持ちを取り戻してみない?オレと一緒に』
水華『えっと・・・気持ちは嬉しいんだけど・・・』
●●『野球、好きじゃない?』
水華『うん・・・』
●●『あんなに的確なアドバイスをくれたり練習に付き合ったりしてくれてる水華さんが、ホントに野球を好きじゃないとは思えないんだよね』
水華『あれは・・・下手過ぎて、見るに堪えなかったから』
●●『(水華さんって、実はかなり毒舌?)』
水華『でも・・・分かった』
●●『え?』
水華『夏が終わるまでは・・・頑張ってみる』
●●『水華さん!』
水華『行こう・・・昨日の続き、するから』
水華『(退屈は・・・しなさそうだし)』
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