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ユリ『まあ・・・その事実が判明するのは、特定の条件を満たした真エンドでという設定ですけど』
なつき『真エンド、ねぇ・・・』
ユリ『その条件を満たさなくても、一応和解はします』
なつき『夏の大会前に?』
ユリ『はい。今考えてるストーリーでは、ヒロインの里由ちゃんが厄介な問題を抱えていて卒業後に海外に渡らなければならない。なので最後に思い出が欲しかった・・・と白状し、自ら野球部を去ろうとします』
なつき『そこで周りに止められる訳だな』
ユリ『はい。あおいさんやはるかさん達とも和解して最後の夏!って感じですね』
なつき『他の部活から引き抜いた件は?』
ユリ『はるかさんが(部員を引き抜かれた)各部活に相当な額の寄附をした・・・という事にしときましょう』
なつき『とんだ貧乏クジだな』
ユリ『ですね・・・』

なつき『それでドラフト指名されてエンディングか』
ユリ『卒業を待たずに里由ちゃんとミーナちゃんは海外に渡る事になります。最後に主人公への意味深な一言を残して・・・というのを考えています』
なつき『例えば?』
ユリ『主人公が誰とも付き合ってないと
《結局上手くいかなかったわね・・・。イベントを回収し損ねたか、最初から攻略不可だったか・・・》
と心の中で呟きます』
なつき『メタなセリフだな』

ユリ『二人以上と付き合ってると
《まさかこんな事になるなんて・・・。もっとも想定してなかった訳じゃないけど》
にセリフが変わります』
なつき『そういや、二股できるんだよな?』
ユリ『最高で六股とかできますよ?』
なつき『例の井戸端会議以外にデメリットはあるのか?』
ユリ『特定のヒロインでマイナス能力が付いたりします。例えば、この片桐恋(かたぎりれん)さん』
なつき『一途そうな後輩キャラだな』
ユリ『では、彼女のイベントを見てみましょう!』
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